セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

O-069 C型肝硬変に対するPeginterferon. Ribavirin併用療法の効果と長期予後

演者
共同演者
抄録 【目的lC型慢性肝疾患(CHC)に対するPeginterferonRibaVirin併用1療法(PEG/RBV療法)は広く行われており近年C型肝硬変(LC(C))に対して保険適応となったがLC(C)に対するPEG/RBV療法の効果および長期予後に関しては明確ではない.当院のLC(C)PEG/RBV療法例を集積し検討した.【対象と方法1当院でPEG/RBV療法を行い治療効果判定がなされたCH:C464例のうちLC(C)47例(HCV1型37例2型10例治療前PSE施行8例治療中BCAA投与3例)を対象としt.SVR率およびSVRに寄与する因子を検討した.一部の症例でIL28B遺伝子を検討した.また画像診断をフォローし(治療開始後12~80(中央値51)ヶ月)畑鼠・胞癌の累積発生率を検討した.解析はそれぞれ単変量多変量解析Kaplain-Meier法にて行った.【成績】LC(C)HCV1型のSVR率は27.0%(10/37)HCV2型は700%(7/10)であった.HCV1型のSVRに寄与する因子は血小板数PEG投薬率であった. IL28Bは全体でmajor 78.4%minor21.4%であったがminorはすべてnon-SVR例であった. HCCはLC(C)全体で6例に発生し累積発生率は2年7.8%.3年10.8%5年16.3月目あった.【結語1LC(C)PEG/RBV療法はHCV1型でSVR率が低く血小板数低値PEG投薬率低下IL28B minorが関与していた.HCV2型ではSVR率が高くLC(C)全体としてはPEG/RBV療法後のHCC累積発生率は低かった.
索引用語