抄録 |
【目tw. ] C型慢性肝炎に対するリバビリン併用ペグインターフェロン(PEG-IFNα2b+RIB)療法では宿主側の遺伝子変異もSVRに関与することが報告されてきた.今回我々はll.28B遺伝子多型(rs8099917)とともにITPA遺伝子多型(rsl l27354)がSVRに関与するか検討したので報告する.【方法】2004年12月から2011年10月までに当院にてC型慢性肝炎と診断されPEG-IFNα2b+RIB療法を施行した514例(男性266例。女性248例平均年齢57.4±11.0歳)を対象とした内訳はGenotypelが337例Genotype2が175例Genotype3が2例であった. IL28Bを測定したのはGenotypeI高ウイルス症例で166例Genotype2症例で84例であった.投与スケジュールはPEG-IFNα2bは体重によって40-150pを1週間に一1回投与しリバビリンは体重別の投与量および減量した量で投与その後の血液検査の結果によって随時減量ないし増量し投与した.1成績】SVRはGenotype1高ウイルス症例で35.4%Genotype2症例で74.0%IL28B SNPs別ではGenotype1高ウイルス症例でMajorが345%t Minorが10.8%Genotype2症例でMajorが.71.9%Minorカ§47.1%. ITPA SNPs別でGenotypel高ウイルス症例でMajorが29.3%Minorが27.6%Genetype2症例でMa-jorが67.3%t Mlnorが632%. IL28B・ITPA SNPs別ではGenotypθ1高ウイルス症例でMajor × Maj or : 35.1%t Major×Minor:31.8%、 Minor × Ma・jor:10.3%Minor×M㎞or:14。3%Genotype2痘 例 でMajor×Major:73.2%Maj or x Minor : as.8%. Minor × Major : 50.0%Minor × Minor :33.3%であった.【結論]IL28B遺伝子多型により治療効果に差が認められたがITPA遺伝子多型によっては治療効果に差は認められなかった. |