セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

O-098 ALYマウスを用いた自己免疫性膵炎における膵および膵外病変の研究

演者
共同演者
抄録 【背景】著者らはALYマウスを自己免疫性膵炎(AIP)モデルとして膵炎がCD4†T細胞のうちTh2が分泌するIL-4などにより発症・進展し膵島炎も同機序で発症する可能性を報告してきた.AIPには硬化性胆管炎唾液腺腫大などの野外病変(001)が頻発するが機序は不詳である.【目的】ALYマウスを用いAIPの001の発症進展を検討し膵病変と比較した.1方法】雄性マウスaly/alyをAIP群aly/+を対照群とした.炎症所見はNIH提供ImageJを用いて定量化し各種免疫蛍光免疫染色を行った動物実験は本学動物実験委員会承認のもと行った.【成績】AIP群では16週齢(W)で膵小葉間にリンパ球主体の炎症細胞浸潤が生じ28Wで小葉間域細胞浸潤所見は拡大した001は肝では24Wで胆管周囲に細胞浸潤が生じ45Wで28Wの膵病変に匹敵する炎症所見を認めた.顎下腺では膵と同時期に炎症細胞浸潤が生じ28Wで炎症は最:大に達した.20~32WのAIP群ではCD4’T細胞と同調しCDllc+細胞浸潤が経時的に著明となり膵炎進展への関与を示唆したIgG4’細胞が膵脾に見られたがImmunoblotting法ではマウス血漿に抗ヒトIgG4抗体に陽性bandを認めなかった対照群は膵内外病変を生じなかった.【考察】AIP群では顎下腺に膵と同時期に炎症所見を認める一方で胆管周囲には膵に遅れて炎症所見が生じ進展も遅れた.炎症進展期の膵にはCD4町細胞とともにCDllc細胞浸潤が顕著となり膵炎進展への関与が考えられたIgG4’細胞が膵膵に出現したが血中Ig(Mの存在は証明できなかった.【結論】AIPモデルマウスの研究でAIPにおけるIgO4t細胞の出現には疑問を残したがt膵病変と001との発症・進展における異同が示唆され興味深い機構が推定される。
索引用語