セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

O-105 巨大コホートを用いた胃食道逆流症と背景因子の検討

演者
共同演者
抄録 【目的]胃食道逆流症(GERD)は高頻度な疾患であるが背景因子の解明は未だ不十分である.本研究ではGERDを内視鏡的逆流性食:道炎(RE)と非びらん性典食道逆流症(NERD)に分類し巨大コホートを用いた背景因子の解明を目標とする.【方法】亀田総合病院附属幕張クリニック人間ドックを2010年に受診し.研究参加に同意した上部消化管内視鏡検査受診者を対象とした.内視鏡検査で食道炎所見を呈するRE群食道炎所見がなく「胸焼けまたは胃酸逆流症状」を認めるNERD群いずれにも属さない健常群の3群に分別し年齢・性別・ピロリ菌抗体価・血清ペプシノゲン値・body mass index(BMI)・喫煙・飲酒との相関について解析を行なった.【結果】全10840人(男性6333人女性4507人t平均509±94歳)のうちRE群は1320人(122%)NERD群は1550人(14.3%)であった単変量解析(X2乗検定p<O.05)では年齢.性別ピロリ菌感染ペプシノゲン1/H比BM工飲酒喫煙がREと有意な相関を示しNERDでは年齢性別喫煙で有意な相関が認められた.これを踏まえ多変量解析(ロジスティック回帰分析p<0.05)を行うとREの有意な背景因子はt高齢(OR;1.15)男性(OR=1.64)ピロリ菌再感染(OR=1.61)ベプシノゲンVH比>3(OR=1.47)、 BMI高値(OR=1.49)飲酒(OR=1.15)喫煙(OR=U1)であった.一方NERDでは若年者(OR=L12)女性(OR=L12)ピロリ菌感染(OR=1」2)ペプシノゲン1/H比>3(OR=1.09)BMI高値(OR=1.06)飲酒(OR=1.07):喫煙(OR=1.08)が有意な背景因子であった.【画論】REとNERDの年齢・性別・ピロリ菌感染の影響は相反し両病態が大きく異なることが推測された.またNERDはREに比べて各因子の影響が小さく。NERDの危険因予は十分に解明されていないことが示唆された.
索引用語