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O-117 重症潰瘍性大腸炎の手術成績の比較検討~高齢者群vs. 非高齢者群~

演者
共同演者
抄録 【背景】近年t高齢者の重症潰瘍性大腸炎(重症UC)の手術症例が増えてきている.重症UCでは周術期に様々な合併症を起こしやすいが高齢者と非高齢者で口分けし心術期の成績を比較検討した報告はあまりない.【対象・方法】2000年以降に重症UCの診断で手術を施行した147例を対象とした.手術時年齢が60歳以上のhigh agegroup(H群;26症例)と60歳未満のLow age gτoup(L群;121症例)に分けて轍鮒期の成績を比較検討した.【結果1手一時年齢の中央値はH群では69歳(60-84歳)L群33歳(13-58歳)であった。病識期間はH群5.2年L群2.6年でR群で口説期間が長かった.術前のプレドニゾロン総投与量は且ff 1540mgL群2200mgであった.中毒性巨大結腸症はH群1例(4%)L群5例(4%)で差はなかった.術前にサイトメガロウイルス感染を認めた症例は}1群9例(36%)L群18例(15%)でH群で多かった.手術術式は大腸亜全摘術が行われ手術アプローチはH群では開腹手術13例HALS12例が行われL群では開腹手術43例HALS73例であ。た.手術時問はH群228分L群212分目出血量はH群100ccL群78ccで差はなかった術後入院日数はH群30日(17-101日)L群24日(14-137日)であった.術後合併症はH群で12例(46%). L群で例(24%)でありH群で高率であった. H群では感染症の合併症が多く特に肺炎(真菌性肺炎ニューモシスチス肺炎)4例(15%)と高率に認めた.死亡例はH群で1例(ニューモシスチス肺炎)L群で1例(DIC脳出血)を認めた.【結語】重症UCの手術例では60歳以上の症例で術後合併症の頻度が有意に高かった.特に周術期の十分な感染対策が必要である
索引用語