セッション情報 一般演題(口演)

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O-129 寛解期潰瘍性大腸炎患者におけるIBS様症状と内視鏡像についての多施設共同研究

演者
共同演者
抄録 【背景】臨床的寛解期にもかかわらず過敏性腸症候群(以下IBS)様症状を有する炎症性腸疾患患者が存在すると報告されている.【目的】臨床的寛解期潰瘍性大腸炎(以下UC)患者におけるIBS様症状と患者背景内視鏡像の関連について明らかにするd【方法1当院ならびに関連施設にて寛解期UC患者のエBS様症状の有症状率をアンケート調査した.寛解期の診断基準はRachmil’ewitZ index(CAI)≦4とした. BS様症状のアンケートはROME3に従った.またドック受診者330例を対照群としてX2乗検定で検討した.またIBS様症状と患考背景との関連をロジスティック回帰分析で検討した.さらにアンケート前3か月以内に大腸内視鏡を施行した26例の内視鏡的寛解率とBS様症状有症状率の関連をX2乗検定で検討した.内視鏡的寛解はRachmne宙itz index(ED≦4かつMatts grade1とした.またIBS様症状を有する例のEIについて検討した.【結果】125例にアンケートを行い107例の解析対象を拙出した.平均年齢48.4歳平均罹病期間9、3年男女比55=52であった.IBS様症状は器9%(26/107)で認め対照群(4.8%16/330)と比較し有意に高かった(p<0.01).IBS様症状を従属変数としたロジスティック回帰解析ではFD様症状が危険因子(オッズ比22.1p=0.O19)であった.また内視鏡的寛解群6例と非寛解群26例におけるIBS様症状は17%(1/6)と35%(7/20)で認め有意差はなかった(pニ0.3)、一方IBS様症状(一)群のEIの平均が2.7であるのに対しIBS様症状(+)群では5.4と高い傾向にあった【結論】臨床的寛解期潰瘍性大腸炎患者では健常者と比較してBS様症状を呈する患者の頻度が高い.BS様症状を有する例ではEIが高い傾向にあるb
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