セッション情報 一般演題(口演)

内視鏡治療

タイトル

O-134 臨床病理学的特徴とESDの治療成績からみた未分化型早期胃癌に対するESD適応拡大の検討

演者
共同演者
抄録 【目的】未分化型早期胃癌に対するESD適応拡大の可能性について検証するL【方法】2005年1月から2011年10月までに当科で精査を行った未分化型早期胃癌161症例165病変を対象とし手術を施行した138症例142病変に対しては1)深達度(M/SM)腫瘍径(>20mm/≦20m皿)Uしの有無でサブグループに分け臨床病理学的特徴をESDを施行した23症例23病変に対しては2)治療成績と3)術後経過について検討を行った.【結果】1)手術症例の内訳は深達度M73/SM69組織型. porl14/sig28で脈管侵襲を42病変(29.6%)リンパ節転移を23病変(16.2%)に認めた.リンパ節転移はM癌では≦20mmUL(一)/≦20mmUL(+)/>20mmUL(一)/>20mmUL(+)群でそれぞれO%(0/18)/8、0%(2/25)/0%(0/9)/143%(3/21)に認めた.SM癌は全体で26.1%にリンパ節転移を認めいずれの群も転移陽性例を含んでいた.2)ESD症例の内訳は深達度M16/SM7組織型por18/sig5平均腫瘍径/切除径2生lmm/49.7mmであった齢拡大は11綴適麟は12搬であった.完全一括切除率は91.3%(深部断端陽性2例)で全例偶発症は認めなかった3)経過観察が可能であった適応拡大8症例中4例は無再発生存中(観察期間中央値34.5か月)であり2例は追加切除を施行したが癌の遺残やリ.ンパ飾転移は認めなかった.その他異時性胃癌のため手術を施行した症例を1例他病死を1例認めた経過観察可能であった適応外8症例中5例で追加切除が施行され1例に癌の遺残を認めた3例は無再発経過観察申(中央値45か月)である.【結論】未分化型M癌で2Cm以下UL(一)病変は手術症例の検討でリンパ節転移を認めずESD症例の検討でも安全に切除可能で再発を認めないことから将来的に適応となりうる可能性が示唆された
索引用語