セッション情報 一般演題(口演)

臨床1

タイトル

O-145 当院におけるEUS-FNAの成績

演者 森島大雅(公立学校共済組合東海中央病院消化器内視鏡センター)
共同演者 大塚裕之(公立学校共済組合東海中央病院消化器内視鏡センター), 清野隆史(公立学校共済組合東海中央病院消化器内視鏡センター), 石川英樹(公立学校共済組合東海中央病院消化器内視鏡センター)
抄録 【目的】2008年よりEUS-FNAを導入しておりその成績を検討した.【対象】2008年1月から2011年10月までにEUS-FNAを行った104例中治療的EUS-FNAII例を除いた93例.男性58例女性35例平均年齢682歳(21-86).標的病変は膵腫瘤:27例腹腔内リンパ節:24例粘膜下腫瘍:18例後腹膜腫瘍:9例縦隔リンパ節:8例その他:7例.平均標的径25.3mm(9-65).【適応】腫瘍性病変の鑑別診断癌の伸展度診断化学/放射線療法施行前の病理学的確定診断が必要な症例とした.【方法1内視鏡:OLYMPUS社製GF-UCT240穿刺針:Cook社製ECiHO-TIP 252219GまたはBoston社製Expect 2522Gを使用し病理医による迅速細胞診を施行し十分量の検体が採取されるまで穿刺を繰り返した.【結果】穿刺経路は経胃:61例経十二指腸:20例経食道:9例経結腸:3例.使用穿刺針はECHO-TIP19G:26例22G:50例25G:11例Expect 22G :3例25G:3例.平均穿刺回数:1.88回(1-6).EUS-FNAの正診率は全体では細胞診:92.4%(86/93)組織診:98.9%(92/93)膵腫瘤では88.8%(24/27)100%(27/27)腹腔内リンパ節では95.6%(22/23)100%(23/23)粘膜下腫瘍では88.8%(16/18)94.4%(17/18)後腹膜腫瘍では88.8%(8/9)100%(9/9)縦隔リンパ節では100%(8/8)100%(8/8)であった.穿刺針別の細胞診組織診の正解率はECHO-TIP 19G:(9230fo : 1000/o)22G : (92 0/o : 98 0/o)25G : (90.9Q/v : 1000/o)Expect22G:(100%:100%)25G:(100%=100%)であった.手技関連偶発症は1例も認めなかった.【結論】細胞診と組織診を併用することで98%以上の症例で確定診断が可能でかつEUS-FNAは安全に施行可能であった.
索引用語