セッション情報 | 一般演題(口演)臨床1 |
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タイトル | O-146 当院におけるTSI膵癌に対するEUS-FNAの診断成績 |
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抄録 | 【目的】膵癌は予後不良な疾患であり治療成績の改善には早期発見が重要である.超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(以下EUS-FNA)は膵の病変より安全かつ容易に病理検体を採取することが可能な手技であり我々は膵疾患の診断において積極的に施行してきた.今回当施設におけるTS1膵癌に対するEUS-FNAの診断能について報告する.【対象】1997年4月から2011年10月までの問に当院にて施行された計2500例のEUS-FNAのうちTSI膵i癌に対してEUS-FNAが施行された計78例.【結果】患者背景は平均年齢は663歳(40~81歳)男性46例女性32例であった.腫瘍の主座は膵頭部53例膵体部21例膵尾部4例であった.検体採取率は9&7%(77/78例)であり十分な検体が得られた症例の正診率は83.1%(64/77例)であった.EUS-FNAの結果に基づいて35例に外科的切除が施行されうち3例において術後再発が認められた.手技に伴う重篤な合併症は認められなかった.【結語】EUS-FNAは小膵癌の症例において確定診断を得るのに有用であり治療方針の決定に寄与することが示された. |
索引用語 |