セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

O-156 IPMCの組織学的亜型と肉眼分類結節径のう胞径との関連性

演者 河田奈都子(大阪府立成人病センター肝胆膵内科)
共同演者 上原宏之(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 山井琢陽(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 酒井新(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 長谷川徳子(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 石原朗雄(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 福武伸康(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 今中和穗(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 榊原充(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 大川和良(大阪府立成人病センター肝胆膵内科), 片山和宏(大阪府立成人病センター肝胆膵内科)
抄録 【目的】近年浸潤性IPMCの予後は組織学的亜型(gastric type(以下g型)intestinal type(以下i型)pancreatobdiary type(以下p型)oncocytic type(以下。型))によって異なることが報告されている.組織学的亜型を臨床的に予測することを目的として組織学的亜型と肉眼分類(主膵管型/分枝型).結節径のう野幌との関連性を明らかにする.【方法】対象は2008年1月から2010年10月掛手術されたIPMC22例(男:女は15=7非浸潤性IPMC l2例浸潤性IPMC lO例).組織学的亜型はHE標本による形態的評価を基本とし2つ以上の形態が混在する場合には占める割合の多い方異型度が高い方に分類した。肉眼分類は画像病理所見を総合して決定した結節径のう胞径は画像上で最大の計測値とした.【結果】全症例の肉眼分類(主膵管型/分枝型)は10/12例平均結節径12.9±8.9mm平均のう胞径(のう胞がない症例は除く)33.7±16.7mmであった. g型/i型/p型/o型は各々8/8/4/2例でg型/i型/p型/o型における非浸潤性IPMC/浸野性IPMCは各々7/13/51/31/1例であったg型/i型/p型/o型における肉眼分類(主膵管型/分枝型)は各々2/65/32/21/1であった.g型/i型/p型/o型における結節径は〈1010-19>20mmが各々6/2/O、 1/6/1.0/1/3。0/1/1であった.g型/i型/p型/o型におけるのう胞径(σ)う胞がない症例は除く)は<30>30mmが各々3/43/4.1/20/2であった.【結語】g型では結節径が小さくp型では結節径が大きい傾向があった.肉眼分類ではg型では分枝型がi型では主膵管型がやや多い傾向にあった.その他の検討項目では各群に明らかな差は認めなかった.
索引用語