セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

O-180 ELFスコアおよびVTTQを用いた肝線維化診断の有用性

演者
共同演者
抄録 【目的】肝線維化診断は。肝生検による方法が一般的であるが侵襲的かつサンプリングエラーなどの問題がありこれまでに血清中のバイオマーカーや画像診断を内用した非侵襲的検査法が開発されている.今回新たな血情線維化診断法であるEn・hanced Liver fibrosis pane.1(ELF:ケミルミADVIA Centaur)とVirtua1 Touch Ti餅s’浮@QuantMcation(VTTQ)を用いた肝線維化診断の有用性を検討した.【方法】2009年2月から2011年4月まで肝生検を行い岡[3にVTTQ(Siemens ACUSON S2000)でVs値を測定し血清保存できた慢性肝疾患127例(B型17例C型83例tB+C型1例非B非C型26例平均年齢577±12.9歳男性61例女性66例)を対象.線維化(F)程度はFO 9例Fl 48例、 F2 19例F333例. F418例である.ELF試験では血清ピアルロン酸(HA)プロコラーゲン3アミノ酸末端ペプチド(P3P).組織メタプロテアーゼ阻害物質1(TIMP-1>の測定値を組み合わせELFスコアを算円し肝線維化診断に対する有用性について検討した【結果1各FI因子別のELFスコアはFO;9.06F1;913、 F219.99、 F3;10.22. F4:10.94とVs値(m/s)の平均値はFO:1。17. F1:1.23F2:1.35F3;L56F4:2.15であり線維化の進展に伴い増加した肝硬変の診断能はELFVTTQそれぞれAUROCα78(P〈O.OO1)0.82(P<OOO1)と良好な判別能を得た. Cut off t9をELFスコアで9.8VTTQで1.3とした時の感度特異度陽性的中率はそれぞれ94%88%57%73%.27%35%であった各線維化マーカーとF因子別の柑関係数はHA;O.416P3P;0.160TIMP-1:0.291ELF;O.4774型コラーゲン7S;0478といずれも有意差(P<O.OO1)を認めたが特にELE 4型コラーゲン7Sで良好な相関を認めた【結語1ELFスコアおよびVTTQは肝線維化診断に有用な非侵襲的な検査法である.
索引用語