セッション情報 |
一般演題(口演)
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タイトル |
O-188 潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ治療の効果予測因子
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演者 |
北村和哉(金沢大学消化器内科) |
共同演者 |
加賀谷尚史(金沢大学消化器内科), 金子周一(金沢大学消化器内科) |
抄録 |
【目的1 2010 rp 6月より潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ(IFX)治療が保険適用となり治療の選択肢が増えたが どの症例にIFXが有効か事前に予測する方法は確立されていない.本研究ではIFX治療前の一般血液検査やサイトカイン値がIFX治療効果予測に有用かを検討した。【方法12010年6月以降当科でIFX治療を施行された中等症以上の潰瘍性大腸炎症例10例を対象とした.対象症例の内訳は男性7例女性3例平均年齢39.3歳(19-69歳)であった病型は全大腸炎型5例左側大腸炎型5例で平均病悩期間はIL4年(3-36年)であった. IFX治療直前の平均Lichtiger scoreは8.2点(5-11点)であった. IFX投与前および8週間後に一般血液検査および17種類の血糊サイトカイン・ケモカイン(1レ1β2456781012p701317G-CSFGM-CSFIFNArTNF-aMCP-1MIP-1β)濃度をBioPlex(Bio-Rad社)にて測定した治療効果の有無で対象を2群に分け.血液データや各サイトカイン濃度を比較検討した.【成績】IFX治療にて有効性を認めたのは6例無効4例であったこの両群間で年齢牲別病型病悩期間に有意差は認めなかった.血液データでは治療有効群で治療前のリンパ暦数が有意に多かった(p=O.OO91).サイトカインでは、治療前のTNF一α漉度が無効群で有意に高値であり(p=0.048)IL-12p70も無効群で高い傾向を示した(p=0.093).また治療開始8週間後の一般血液検査では治療無効群で有意にCRPが高値であり(p=O.OOO8)アルブミンが低値であった(p=O.013).【結論】潰瘍性大腸炎治療前のリンパ暦数やTNF一α測定はインフリキシマブの治療効果予測に有用である可能性が示唆された.また有効性の評価には症状や内視鏡所見に加えCRPやアルブミンが有用と考えられた. |
索引用語 |
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