セッション情報 一般演題(口演)

タイトル

O-191 活動期潰瘍性大腸炎に対するpH依存型メサラジン製剤の治療効果

演者
共同演者
抄録 【目的】pH依存型メサラジン製剤(アサコールav)はt遠位大腸への送達性に優れていると報告されている今回時間依存型メサラジン製剤にて寛解導入困難であったUC症例におけるアサコールの有効性を検討した.【方法】当科関連10施設にて時間依存型メサラジン製剤にて寛解導入困難なためアサコールへ変更し経ロステロイド剤・免疫調整剤使用例を除外した活動期UC39例(平均年齢48.39±15.41歳)を対象とした.臨床効果はアサコール投与前投与48週後でのCAIにて評価した.【結果】CAIは投与前5.28±201投与4週後280±2288週後1.SS±1.68であり投与後に有意に低下(p〈0.01)していた.病難別では.全大腸炎型(5例)でCAIは投与前500±2.83投与4週後3.00±2.008週後220±L79と低下傾向であったが有意差は認めなかった左側大腸炎型直腸炎型を合わせた遠位型34例でCAIは投与前532±1.91投与4週後2.74±2.338週後1.47±167と有意に低下していたまた時間依存型メサラジン製剤4g/日からアサコールへの変更は12例ありCAIは投与前5.08±1.39投与4週後1ク5±2.098週後O.75±O.87と有意に低下していた.局所製剤は18例で使用されていたが8週目の時点で9例が離脱3例が減量可能となり6例で不変もしくは増量を必要とした.【結論】アサコールは遠位型UCで時間依存型メサラジン製剤に比べ有効であった.時間依存型メサラジン製剤高用量使用例でもアサコールへの変更が有効であると思われた.
索引用語