セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | O-194 血球成分除去療法の治療効果および治療後の寛解期間に影響を及ぼす因子の検討 |
演者 | 長山幸路(久留米大学消化器内科) |
共同演者 | 小林哲平(久留米大学消化器内科), 山崎博(久留米大学消化器内科), 桑木光太郎(久留米大学消化器内科), 吉岡慎一郎(久留米大学消化器内科), 竹田津英稔(久留米大学消化器内科), 光山慶一(久留米大学消化器内科), 鶴田修(久留米大学消化器内科), 佐田通夫(久留米大学消化器内科) |
抄録 | 【目的1潰瘍性大腸炎(UC)は再燃と寛解を繰り返す原因不明の難治性炎症性疾患である本症に対する基準治療としては5ASA製剤やステロイド剤が用いられるがこれらの薬物で治療困難な症例に対する内科的治療としては免疫調節薬抗TNF一α抗体製剤タクロリムス血球成分除去療法が考慮される.血球成分除去療法は本邦で開発された重篤な副作用のみられない非薬物的治療法で左側結腸型または全大腸型で中等症以上の難治性UCが適応となる.しかし血球成分除去療法がどういう症例に有効なのか。また寛解を維持し易いのかという予後規定因子についてはコンセンサスが得られていない.今回我々は白血球除去フィルターを用いた血球成分除去療法(LCAP)を施行した症例について解析を行い治療効果および治療後の寛解期間に影響を及ぼす因子について検討した【対象12000年1月IHから2011年3月i31日に当施設においてLCAPを施行した活動期UC患者計41症例のうち軽症型3例直腸炎型1例嗣作用(咳)で中止した1例の計5症例を除く36症例についてLCAPの治療効果および反応性を検討した.さら1にLCAPで寛解に至った27症例のうち一部データが欠損する1例を除く26症例についてLCAPの寛解期間に及ぼす影響を検討した.1方法1 LCAP開始時の患者背景(性別罹病期間病変部位臨床経過生活歴服薬歴など)LCAPの施行状況・有効性治療前後の血液検査・内視鏡スコア治療後の寛解期聞などの項目について後ろ向きに調査し統計学的解析を行った.【結果】(i)冶療効果に影響を及ぼす因子:BMI野臥の症例で治療効果が得られ難い.(2)治療反応性に影響を及ぼす因子:男性で治療効果が早く得られる(3)寛解期間に影響を及ぼす因子:男性臨床経過(初回型〉再燃型〉慢性型)治療前のCRP高値治療後のESR低値治療後の内視鏡スコア低値の症例では寛解期間が長いという結果であった. |
索引用語 |