セッション情報 一般演題(口演)

肺癌・内視鏡

タイトル

O-208 早期大腸癌に対するNBI拡大観察による深達度診断

演者 早稲田洋平(石川県立中央病院消化器内科)
共同演者 山田真也(石川県立中央病院消化器内科), 土山寿志(石川県立中央病院消化器内科)
抄録 【目的】大腸内視鏡領域.における早期癌の深達度診断においては内視鏡治療適応基準内である深達度M・SM微小浸潤癌くSMs)か適応外であるSM深部浸潤癌(SMm)かの見極めが最も重要である. NBI拡大観察にて微小血管構築像表面微細構造の観察が可能となり深達度診断への寄与が期待されている.今回NBI拡大観察所見項目を挙げ内視鏡治療適応基準の深達度診断に有用な項目を検討した.【方法】対象は2007年1月~2011年10月tNBI拡大観察を行った癌226例(M・SMs 199例SMm 27例).検討項目は「領域性のある表面構造消失(以下表面構造消失)」「口径差が約2倍以上である血管(以下異常血管)」1「それぞれの異なる血管での口径差が2倍以上(以下血管口径不均一)」「血管の蛇行」「樹枝状血管」「多重血管」「pitを跨ぐ異常血管」.「断片化した血管」「粘膜深部の異常血管透見」「腫瘍辺縁に立ち上がる異常血管」「avascUlar・area(以下AVA)」の11項目をSMm浸潤の予測因子とし単変量解析を行った.その有意所見に関しては多変量解析を行った【結果】単変量解析では「表面構造消失」「異・常血管」「血管口径不均一」.「血管の蛇行」「樹枝状血管」「pitを跨ぐ異常血管」「断片化した血管」「粘膜深部の異常血管透見」「腫蕩辺縁に立ち上がる異常血管」「AVA」に有意差を認めた.これら10項目での多変量解析では.「表面構造消失」「断片化した血管⊥「粘膜深部の異常血管透見」「腫瘍辺縁に立ち上がる異常血管」の4項目が独立した深部浸潤因子であった.独立した深部浸潤因子4項目のうちいずれか2項目を含む病変をSMmとすると感度7α4%特異度100%であった【結論】NBI拡大観察はM・SMsとSMmの深達度診断に有用であると考えられた.特に深部浸潤因子4項目のうちいずれか2項目を組み合わせることにより高い特異度でSMmを診断でき内視鏡治療適応外病変の内視鏡治療を回避する上で有用なmodalityであると考えられた.
索引用語