セッション情報 | 一般演題(口演)肺癌・内視鏡 |
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タイトル | O-210 当院にて内視鏡治療した直腸カルチノイド19病変の検討 |
演者 | 竹田康人(石川県立中央病院消化器内科) |
共同演者 | 木藤陽介(石川県立中央病院消化器内科), 伊藤錬磨(石川県立中央病院消化器内科), 中西宏佳(石川県立中央病院消化器内科), 林智之(石川県立中央病院消化器内科), 辻国広(石川県立中央病院消化器内科), 早稲田洋平(石川県立中央病院消化器内科), 辻重継(石川県立中央病院消化器内科), 竹村健一(石川県立中央病院消化器内科), 山田真也(石川県立中央病院消化器内科), 土山寿志(石川県立中央病院消化器内科) |
抄録 | 【目的】直腸カルチノイドの転移率は腫瘍径表面の陥凹深達度などに相関があると指摘されており腫瘍径10m皿以下表面平滑深達度SMまでであれば内視鏡的治療が一般的であるが治療法については各施設で様々な手技が報告されている.当院では2004年から内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を中心に治療を進めていたがLigatiop deviceを使用したEMR-しの有用性の報告が散見されることから2008年以降はEMR-Lを中心.に内視鏡的治療を行っている.今回当院にて内視鏡的治療を施行した19病変に対して内視鏡治療の妥当性を検討した。【方法】当院において2004年10月から2011年10月までに内視鏡的治療を:施行した表面平滑で深達度SMまでの単発直腸カルチノイド19病変を対象とし治療法別(ESDEMR-L)に性別年齢局在部位、切除旧聞平均腫瘍径一括切除率.脈管侵襲治癒切除率を検討した.t結果】男女比はESD症例5:1EMR一一L症例11:2局在部位はESD症例Rb5例・Ra1例EMR-L症例Rb12例・Ral例切除時間はESD症例43.2分EMR-L症例7:6分平均腫瘍径ESD症例10.3mrn(4~18㎜)E皿~一L棚97mm(4~12㎜)一括切除率は両群ともに100%脈管侵襲はESD症例1例£MR-L症例4例であり治癒切除率はESD症例83.3%EMR-L症例69.2%であった.脈管侵襲陽性であった5例の平均腫瘍径は9.6mm(8~11mm)であり追加治療として根治的手術を施行しリンパ節転移は認めなかった.【結論1EMR-LはESDと比較して手技時間が短く一括切除が可能であることから有効な治療法と考えられる.しかし両群で脈管侵襲を認め追加治療を施行していることから他のリスク因子についての検討が必要であると考えられた. |
索引用語 |