セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | O-215 ビリルビンと脂肪肝 |
演者 | 原敏文(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科) |
共同演者 | 古川真依子(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科), 長原光(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科), 田口あゆみ(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科), 藤田美貴子(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科), 竹内英津子(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科), 新見晶子(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科), 三坂亮一(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科) |
抄録 | 【目的】ビリルビンは生体内で抗酸化分子として作用する可能性がある.そこで謝絶間接ビリルビン値と脂肪肝発症の関連性を明らかにすることを目的に解析を行った.【対象と方法】2008年に検診にて本院を受診しその後2年聞肝炎や溶血性貧血などを発症しなかった904人(女性320人男性584人)を対象とした.脂肪肝は超音波所見(エコーレベルの上昇肝腎コントラスト上昇エコーの減衰)により診断した血中間接ビリルビン値により対象をA群(間接ビリルビン≧L2mg/dl)B群(間ビ1.1-O.6mg/dl)C群(間ビ≦0。5mg/d1)に分類し脂肪肝の発症率身体計測t生化学データを比較した.【結果】対象の内訳及び平均間接ビリルビン値はA群51人139mg/d1B群559人0.78mg/dlC群294人O.41mg/dlであった.脂肪肝の発症率はA群17.3%B群33.6%C群39.1%(p<0.01).3群間で有意差があった項目は総ビリルビン値直接ビリルビン値ウエスト周囲径体重総蛋白総コレステロール、LDL-C中性脂肪血糖HbAIC高感度ICRP(hs-CRP)血小板であった.このうち3群で段階的に数値が変動した項目は総ビリルビン値ウエスト周囲径中性脂肪血糖HbAIChS-CRPであった.一方年齢性差身長ASTALTCtGTPHDL-Cなどでは有意差は認められなかった.【結論】血中間接ビリルビン値が1.2mg/d1以上では脂肪肝の発症率は0.5mg/dl以下のグループの1〆2以下で間接ビリルビン値が高くなるほど脂肪肝の発症率が低下した.間接ビリルビンの抗酸化作用により糖代謝脂肪代謝が改善し脂肪肝の発症が抑制されるので.はないかと推測される. |
索引用語 |