セッション情報 | 一般演題(口演) |
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タイトル | O-217 非多血性結節の臨床経過におけるGd-EOB-DTPA MRIの有用性 |
演者 | 田中未央(広島大学病院消化器・代謝内科) |
共同演者 | 高木慎太郎(広島大学病院消化器・代謝内科), 苗代典昭(広島大学病院消化器・代謝内科), 中原隆志(広島大学病院消化器・代謝内科), 本田洋二(広島大学病院消化器・代謝内科), 宮木大輔(広島大学病院消化器・代謝内科), 長沖祐子(広島大学病院消化器・代謝内科), 河岡友和(広島大学病院消化器・代謝内科), 柘植雅貴(広島大学病院消化器・代謝内科), 平松憲(広島大学病院消化器・代謝内科), 脇浩司(広島大学病院消化器・代謝内科), 今村道雄(広島大学病院消化器・代謝内科), 兵庫秀幸(広島大学病院消化器・代謝内科), 川上由育(広島大学病院消化器・代謝内科), 相方浩(広島大学病院消化器・代謝内科), 高橋祥一(広島大学病院消化器・代謝内科), 茶山一彰(広島大学病院消化器・代謝内科) |
抄録 | 【目的】非多血性結節の臨床経過におけるGd-EOB-DTPA M田(EOB-MRI)の有用性について検証する1対象と方法】2008年4月~2009年1月にAngio-CTとEOB-MRIを同時期に施行した非多血性結節のうち肝細胞相で低信号を呈した31症例77結節多血化増大明瞭化のいずれかの所見があれば臨床的増悪と定義し臨床的増悪を来たすまでの期閏危険因子について検討した.またMRIにて経過観察が可能であった39結節の臨床経過についても検討し経過中に生検や切除を行った結節については病理学的な検討を行った.【結果1結節径平均10(4-25)㎜EOB-MRIのみで描出25結節CT畑轍出瀦節CTHAで検出43結節dynamic CTで検出28結節dy皿amic MRIで検出18結節であった累積臨床的増悪率は隔年37%2年48%で増大:17結節22%明瞭化:22結節28%多血化:16詰節21%であった.臨床的増悪の危険因子はPT80%〉AFP 30ng/d1〈Plt8万/叫〉CTAP hypO densityであった。 MRIで経過を追えた39結野中20結節は臨床的増悪を認めず初回診断時と変化は認めなかった.これらの結節はCTでは不明瞭であった.77結節中11結節で病理学的検討を施行し高分化型肝細胞癌6結節申分化寒駅細胞癌5結節であった.中分化型肝細胞癌であった紬節は全例臨床的増悪を来たし増悪までの期間は中央値11(10-18)ヶ月腫瘍径は中央値16(10-20)mmであり高分化副肝細胞癌では5例中3例は臨床的増悪を来たし増悪までの期聞1&5(17-20)ヶ月であった【結論】非多血EOB-MRI低信号結節のうち線維化進行例.肝機能不良例CTAP低吸収例は早期に増悪しうるが初回診断後の経過観察中CTでは未検出でEOB-MRIでのみ検出される結節も存在するためEOB-MRIでの経過観察は必要と思われる. |
索引用語 |