セッション情報 一般演題(口演)

基礎

タイトル

O-233 Thiry vella fisutulaを用いた―小腸のtrophic factorについて

演者 橋本直樹(近畿大学医学部外科)
共同演者
抄録 (目的)小腸粘膜の形態と機能の維持にはluminal factorとsystemic factorにより規定される.Thiry-ve皿a fistula(TVF)は1uminal factorの影響を受けないがneurovascUlarsupplyは温存されておりsystemic factorのみの影響を受けるモデルでTVFでは空置腸管はluminal factorが通過しないため著明な萎縮がみら札機能腸管の長さの異なるTVFを作成しIGF-1ボンベ心(B)生食(S)を投与し空置小腸粘膜の増殖について検討した.(対象)ラットを用い(1)20%TVF(n=16):回盲弁より口側1030cmで小腸を切離その部分の小腸を空画し残存小腸を吻合した.(2)80%TVF(n=8)回盲弁より口側10cmトライツ靭帯より肛門側10cmで小腸を切離その部分の小腸を空劃し残存小腸を吻合した.(3)Sham群(n=6)術後10日目より20%TVFでは3群に分けr IGF-Lボンベシン生食を7日間皮下注80%TVF群T Sham群では生食を投与しいつれも8日目に再開腹し、TVF群では20cm空置腸管sham群では回盲弁より精糖の回腸20cmを摘出し湿重量:蛋白量Alp絨毛高PCNAを測定した.(結果〉(1)湿重量mg/cm:80TvF (S) 17.7±1.8200/oTVF (S) 6±1.720%TVF (1) 13.3±19 ee%TVF (B)6.6±0.88Sham 24.9±1.7(2)蛋白量mg/cm:80%TV:F(S)1.03±0.1120%TVF(S)0.31±O.06 20%TVF(D O.79±O.i4 20TVF(B)0.32±0.07 sharn 1.16±O.09(3)Alp活性mu/mg:geO!TVF (S) 1061±1992090TVF (S) 143±43200foTVF (1) 2ce±11020%TVF (B)・ 100士25 sham 894±144(4)絨毛高pm:80%TVF(S)320±1020%TVF(S)164±720%TVF(1) 198±820%TVF (B) 170±17 sham 353±45 (5) PCNA (%) : so%TVF (S) 7e±820%TVF(S)18±120%TVF(D 50±520%TVF(B)20±5 sha皿20±2以上より80%TVF(S)はsham群にいつれの項目においても近似した.20%TVF(1)は20%TVF(B)20%TVF(S)に比しいつれの項目においても高値を呈したが80%TVF(S)sham群に比し低値を呈した.(結語)80%TVF群では小腸大量切除にでるtrophic factorはIGF-1より強力な作用を有し空置腸管粘膜の萎縮を予防した.
索引用語