セッション情報 | 一般演題(口演)基礎 |
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タイトル | O-236 アスピリン起因性小腸粘膜傷害におけるレバミピドの粘膜保護作用について |
演者 | 福居顕文(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学) |
共同演者 | 内藤裕二(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 半田修(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 久貝宗弘(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 辻俊史(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 寄木浩行(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 吉田直久(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 鎌田和浩(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 堅田和弘(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 内山和彦(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 石川剛(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 高木智久(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 八木信明(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 古倉聡(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学), 吉川敏一(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学) |
抄録 | 【目的】近年内視鏡技術の進歩によりNSAIDsだけでなくアスピリン(ASA)も比較的高頻度に小腸粘膜傷害を引き起こすことがわかってきた.しかし、その機序はいまだ不明でありt予防薬についても確立したものはない.我々は以前よりASA起因性小腸上皮細胞傷害における酸化ストレス産生ならびに上皮細胞透過性充進の関与について報告してきた.今回、我々は両者の関係をより明らかにするとともに抗酸化作用を有し胃粘膜保護剤としてすでに臨床で広く使用されているレバミピドを用いその小腸粘膜保護薬としての可能性についてもin vitroモデルで検討した.【方法】小腸上皮細胞として分化Caco-2を用い上皮細胞透過性をTransepi-thelial electrical resistance(TEER)とFITC-Dxtran(分子量4000)で評価した.次にASA投与後の小腸上皮細胞間のTight Junction(TJ)蛋白の経時的発現の変化をWestern blotting蛍光免疫染色法を用いて評価した.酸化ストレスについては酸化ストレス反応性の蛍光色素を用いて定量ならびに定性で評価した.また酸化ストレスの上皮細胞透過性への関与を明らかにするためMn-SOD様物質を併用し評価を行った.またZO-1が酸化修飾をうけていることを確認するため抗スルフェン酸抗体を用いZO-1をターゲットとした免疫沈降を行った.さらに抗酸化作用を有するレバミピドを用い上記発現の変化を比較検討した【結果1ASA添加で細胞死非依存性の!酸化ストレスの尤進 2.TEER低下FITC-Dxtranの透過性充進 3.ZO-1の発現の低下 4. ZO-1の酸化修飾が認められた. Mn-SOD.レバミピド投与により上記の種々の反応が抑制されることが確認された.【結論】レバミピドはその抗酸化作用を介して上皮細胞透過性元進を抑制することでASA起因性小腸粘膜傷害予防薬となbうる可能性が示峻された. |
索引用語 |