セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ1

GERD

タイトル

P-002 自己記入式問診票を用いたPPIの治療実態及びエソメプラゾールの有効性の評価

演者 齋藤壽仁(東京女子医科大学東医療センター内科)
共同演者 川崎孝広(東京女子医科大学東医療センター内科), 木村綾子(東京女子医科大学東医療センター内科), 安藤由希(東京女子医科大学東医療センター内科), 許山彩(東京女子医科大学東医療センター内科), 入村峰世(東京女子医科大学東医療センター内科), 岡部ゆう子(東京女子医科大学東医療センター内科), 伊賀大二郎(東京女子医科大学東医療センター内科), 富松昌彦(東京女子医科大学東医療センター内科), 大塚邦明(東京女子医科大学東医療センター内科)
抄録 【目的】iプロトンポンプ阻害薬(PPDを服薬中の逆流性食道炎(RE)患者における自己記入式問診票によるPPIの症状抑制効果及びエソメプラゾール(ESO)の有効性を評価する.1方法】自己記入式問診票は酸逆流症状残存日数症状が及ぼすQOL障害日数にて治療反応性を評価できるGerdQ問診票(GerQ)を使用した.PPIの治療実態は2011年6月から8月までに当院を受診したPPI服薬中のRE患者に対して横断的に調査した. ESOの有効性は同年10月間ら継続的に実施中のGerQにてESOが投与された患者の投与前後の変化で評価を行った【成績】110名のRE患者に対して治療実態を評価した.男/女二54/5660歳以上80.0%(88/110)PPI常用量:73.6%(81/110)であった。 GerQ治療反応性不i’分患者(PR)の割合は12.7%(14/110)「1日/週」以上の酸逆流症状残存患者(SR)の割合は71.8%(79/110)であ・つた. SRに対し性年齢PPI用量飲酒喫煙その他胃薬有無EpyloriNSAIDsの背景要因が及ぼす影響を検討したところ男79.6%vs女64.3%(p=O.07)PPI物量81.5%vsPPI常用量68.7%(p=O.199)、NSA】Ds有84ρ%vsNSAIDs無682%(p=O.124)において差を認める傾向があったこれらの実態を踏まえ岡年10月より使用可能となったESO20rngを処方された13例の有効性をレテロスペクティプに検討した.平均投与日数13.8±O.6日対象患者は記号プラゾール10mg:3例.20mg:玉例ランソプラゾール15mg:5例ラベプラゾール10mg:1例PPI未治療:3例であった.PPI既治療患者はすべてPRでかつSRであった. ESO投与後の各々の患者割合はPR:0%(0/13)SR二5S8%(7/13)であった.【結論】RE患者の酸逆流症状に対するPPIの症状抑制効果は十分であるとは言い難い。現治療において治療効果が十分でない患者を含めESOは有効である可能性がある.
索引用語