セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ2

胃・十二指腸

タイトル

P-006 低用量アスピリン内服患者における上部消化管障害の実態

演者 野口誠司(愛知医科大学消化器内科)
共同演者 佐々木誠人(愛知医科大学消化器内科), 舟木康(愛知医科大学消化器内科), 小笠原尚高(愛知医科大学消化器内科), 水野真理(愛知医科大学消化器内科), 飯田章人(愛知医科大学消化器内科), 河村直彦(愛知医科大学消化器内科), 徳留健太郎(愛知医科大学消化器内科), 土方康孝(愛知医科大学消化器内科), 井澤晋也(愛知医科大学消化器内科), 伊藤義紹(愛知医科大学消化器内科), 近藤好博(愛知医科大学消化器内科), 田村泰弘(愛知医科大学消化器内科), 野田久嗣(愛知医科大学消化器内科), 田邉敦資(愛知医科大学消化器内科), 岡庭紀子(愛知医科大学消化器内科), 吉峰崇(愛知医科大学消化器内科), 春日井邦夫(愛知医科大学消化器内科)
抄録 【目的】抗血栓療法に低用量アスピリン(L-Asp)を使用する機会が増えL-Aspによる消化管障害が注目されている.欧米からは多くの報告があるが欧米人とくらべ酸分泌能の低く胃粘膜萎縮が高度な.日本人における報告は少ない.今風L-Asp服用中患者の上部消化管障害につき横断的に検討をおこなった【方法】L-Aspを服用中の通院患者のうち2010年1月から12月の1年間に上部内視鏡検査を受けた284名(72.0±9.4歳男:女=185:99)を対象に上部消化管粘膜障害と患者背景内服薬(PPIH2RA粘膜防御製剤抗血栓剤。 NSAIDsステロイドCaプロッカーARBACEスタチン)胃粘膜萎縮との関係につきretrospectiveに検討した.【結果】単変量解析では潰瘍(0.5mm以上の粘膜欠損)の危険因子としてNSAIDsと有症状が抑制因子としてPPIが検出された.年齢胃粘膜萎縮やスタチン他の抗血栓剤の併用は影響しなかった.ロジステdック解析ではPPI(OR;O.16CI : O.05~0.57p〈O.005)NSAIDs (OR : /5.12CI ; 1.28~20.45p<0.05)有症状(OR:270CI:1.18~6.16p<O.05)であった. PPIはhaif-doseにおいても潰瘍抑制効果が認められた.またPPIはNSAIDs併用患者においても潰瘍発症を抑制した.粘膜障害(ModifiedLanza score)はPPI検査時のL-Asp中止高度胃粘膜萎縮で軽度であうた.【結.論】常用量もしくは重量のPPIは1日本人におけるL-Asp潰瘍の発症予防に有用である.またNSAIDs併用の際にも潰瘍予防に有用である.
索引用語