セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ2

胃・十二指腸

タイトル

P-014 幽門側胃切除術(Roux-en-Y法)における術後吻合部狭窄の検討

演者
共同演者
抄録 【目的1幽門側胃切除術(Roux-en-Y)(DG(R-Y))1における術後吻合部狭窄の危険因子を明らかにするB的で検討を行った.1対象と方法】当科にて2005年10月より2011年5月までの間に胃癌の診断でDG(R-Y)を実施した67例(男44例女23例)を対象とした.1尚当科における腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(LADG)の適応はcT2cNOまでとしている。検:定にはStudeatのt検定およびFisherの直接確率計算法を用いた.【結果】手術術式では.LADG47例開腹手術(ODG)20例であった.術後通過障害を認めたものはLADGで5例ODGで2例であった〔p=0.9).手術時間はLADGが267±70.3分ODGが277±70.1分で(p=0.6)出血量ではLADGが79.3士160gでODGが656.8±714gであった(p<0.0001).術後在院日数はLADGが14.5±ユ4.9日ODGが25.O±19.3日でLADG群で短かった(p=O.02).郭清度別による検討ではA群:D1+郭清が44例B群:D2郭清が23例であった.術後通過障害を認めたものは.A群5例で3例でバルーン拡張を要しB群では2例で1例でバルーン拡張を要した.術後在院日数はA群22.7±19.0日B群19.9±14.3日で有意差は認められなかった.【結語1適応に違いはある潮LADG(R-Y)は出血量や在院日数を減少させうる安全な術式であり郭清度は術後通過障害発生頻度や術後在院期間に相関しないと考えられた.
索引用語