セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ3

肝癌1

タイトル

P-015 当科における肝細胞癌に対するsorafenibの治療成績

演者 浦田洋平(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学)
共同演者 山崎隆弘(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学), 在津潤一(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学), 日高勲(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学), 石川剛(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学), 土屋昌子(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学), 内田耕一(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学), 寺井崇二(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学), 坂井田功(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学)
抄録 【目的】当院におけるHCC患者に対するsorafenibの治療成績を報告する.【方法】2009年5月から2011年10月までに当科にてsorafenibを導入した30例を対象とした.M/F:22/8導入時平均年齢:72.7歳(55-87)成因HBV(+alcoho1)/HCV(+alcohol)/HBV+HCV/alc(ンhol : 4/22/1/3. Child-Pugh score5/6/7 : 10/18/2Stage2/3/4A/4B : 6/7/6/11転移心肺/骨=9/2TACE不応5例/TACE不能11例平均観察期間9.3か月(0.5-29.6)T前治療歴無し/手術/局所治療/TACE orLipi-TAI/動注化学療法/全身化学療法/放射線治療/転移巣切除:4/12/18/21/7/1/4/1(同一症例に重複含)AFP:7166.5(08-101161)L3:28.1(0-86.9)PIVKA-2:31891.9(14-380886)初回投与量400mg:15例400/60mg隔日投与11例600mg:7例800mg:7例【結果】最大の治療効果をmRECISTで評価し得た21例での検討ではCR/PR/SD/PD二〇/3/6/12と奏効率は14.3%病勢制御率は42.9%であうた.MSTは570・日生存率は3M/6M/12M/24M=96.3%/92.1%/66。6%/33.3%であった.治療中止した症例17例のうち9例が有害事象の発現6例がPDによるものてあった.2009年5月から2010年11月に導入した13例(初期導入群)では副作用による治療中止例が6例1であり2010年12月以降に導入された17例の治療中止例3例と比べ多い傾向にあった(P=O09)1結論】当科におけるsorafenib治療はSHARP studyと同等の成績であった.症例を重ねるにつれ少なくなっているものの有害事象により治療中止となった症例も存在しており副作用のコントロールに留意しながら治療期間を延長する必要があると考えられた。
索引用語