セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ4

憩室

タイトル

P-029 当院における大腸憩室炎大腸憩室出血の検討

演者 松田耕一郎(富山県立中央病院内科)
共同演者 荻野英朗(富山県立中央病院内科), 野田八嗣(富山県立中央病院内科)
抄録 【目的】当院における大腸憩室炎大腸憩室出血について男女比年齢部位別の傾向について検討し抗凝固剤抗血小板剤の有無NSAM服用の有無BMIによる傾向高血圧糖尿病、基礎疾患の有無を検討した.【対象】2007年4月~2011年11月までに当院で加療した大腸憩室炎101例大腸憩室出血36例(33症例)を対象とした.大腸憩室炎はCT検査にて憩室炎に特徴的な所見を有するものとし憩室出血は小腸出血が否定され出血部位が判定可能であるものとした.【結果】憩室炎の男女比は49:52で年齢58歳(15-93)部位は右半72例左半29例抗凝固剤抗血小板剤内服は3例NSAID服用は6例両薬剤内服例が2例高血圧合併9例糖尿病合併13例で:両疾患認めた例が3例であった.一方憩室出血の男女比は15:11で年齢58.5歳(40「85)部位は脚半14例左半12例抗凝固剤抗血小板剤内服は3例NSAID服用は3例高血圧合併10例糖尿病合併14例で両疾患を認めた例が7例であった.なお人工血液透析中の症例を2例に認めた.憩室炎は年格別に比較すると60歳以上で憩室炎の存在部位が;有意に左四結腸に存在し憩室出血も左半結腸に多く認められる傾向で.あった.(有意辱なし)BMIでの評価は低体重症例肥満症例が少なく憩室炎憩室出血ともに有意差は認めなかった.【結語】憩室炎憩室出血ともに年齢とともに左軸結腸に発症することが多くさらに憩室出血では抗凝固剤抗血小板剤の内服.NSAID服用BMIによる傾向t高血圧糖尿病基礎疾患を有する例が明らかに多い傾向であった.発表に際してはより詳細に検討し報告したい.
索引用語