セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ4

憩室

タイトル

P-034 大腸憩室炎の臨床的特徴からみた再発に関する検討

演者
共同演者
抄録 【はじめに】大腸憩室炎は食生活の欧米化に伴い増加しているがその臨床的特徴などは明らかにされていない.【目的】大腸憩室炎の臨床的特徴から再発因子に関して検討する.【対象】2006年1月から2011年9月までに当院にて腹部CT検:査にて大腸憩室炎と診断し入院加療した104症例.これらを用いて1)大腸憩室炎の臨床的特徴と2)再発因子に関して検討した.なお検討項目は年齢性別BMI(body mass index)喫煙飲酒便秘発症から診断までの日数WBCCRP部位憩室合併症(穿孔/穿通膿瘍狭窄など)抗生剤投与期間入院期間手術再発である【結果ll)平均年齢は49±16.3歳(17~91歳)t男性65例女性39例であった.BMI : 23.3±3.2kg/m2(16.7~299)喫煙(あり60例なし44例)飲酒(あり55例なし49例)便秘(あり10例なし94例)で発症から診断までの平均日数は3.6±3.6日(1~28B)であった.炎症反応はWBC:12148±4270/mm3(3160~36.000)CRP:7.7±7.2mg/(ll(O.1~326)であった.部位は右側結腸86例左側結腸18例で憩室合併症は14例(13.5%)で穿孔/穿通8例膿瘍4例狭窄2例であった.抗生剤の投与期間は7.9±3.0日(2~16日)入院期間は10.8±6.8日(2~49日)で手術(あり7例なし97例)再発(あり22例なし82例)であった.2)再発を認めた症例は22症例(212%)であった.単変量解析で有意差を認めた項目.における再発率は性別:男性27.7%(18/65)女性10.3%(4/39)BML 25以上34.5%(10/29)25未満16%(12/75)飲酒:あり29.1%(16/55)なし12.2%(6/49)CRP:7.7未満28.8%(19/66)7.7以上7.9%(3/38)、部位:左側結腸6L1%(11/18)右側結腸12.8%(ll/86)便秘:あり50%(5/10)なし18.1%(17/94)であった.多変量解析で有意な因子は左側結腸であった.【結語】大腸憩室炎の再発に関する臨床的因子は単変量解析では男性BMI:25以上飲酒歴ありCRP:7.7未満.便秘あり左側結腸でt多変量解析では左側結腸であった.
索引用語