セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ1

小腸

タイトル

P-044 カプセル内視鏡における小腸通過時間と大腸憩室症との関係

演者 宮脇喜一郎(朝日大学村上記念病院消化器内科)
共同演者 加藤隆弘(朝日大学村上記念病院消化器内科), 森本泰隆(朝日大学村上記念病院消化器内科), 遠藤美生(朝日大学村上記念病院消化器内科), 中村博式(朝日大学村上記念病院消化器内科), 伴尚美(朝日大学村上記念病院消化器内科), 福田信宏(朝日大学村上記念病院消化器内科), 大洞昭博(朝日大学村上記念病院消化器内科), 小島孝雄(朝日大学村上記念病院消化器内科)
抄録 【背景】大腸憩室症は慢性的な腸管内圧の上昇が原因で発生すると言われている.健全な腸管では連動した蠕動運動が行われておりなんらかの原因でそれが障害されることにより.腸管内圧の上昇が起こることが考えられる.今回我々はカプセル内視鏡における小腸通過時間から推測される小腸蠕動二二と大腸憩室症との関係をレトロスペクティブに検討してみた.【対象と方法】2009年11月から2011年11月で原因不明の消化管出血に対して当院にてカプセル内視鏡検査と大腸内視鏡検査を施行した29例(男性:26例 女性;3例 平均年齢:M9 M)を対象とした.基礎疾患として糖尿病重症の肝硬変や心不全の症例はなかった.また腹部術後症例と炎症性腸疾患症例は除外したカプセル内視鏡の十二指腸進入時間から盲腸確認時間までを小腸通過時間として測定した.カプセル内視鏡はPillCarn SB・(ギブン・イメージング社)を使用した.カプセル内視鏡検査の前処置は前日眠前に大建二二2.5gとモサプリド5mg当日は朝絶食でカプセル内視鏡服用後にジメチコン40mgとクエン酸マグネシウム50gを内服した.【結果1大腸内視鏡検査にて憩室を認めた症例はll例(男性9例 女性2例 平均年齢660歳)憩室を認めなかった症例は18例(男性17例 女性1例 平均年齢64.1歳)であった.憩室の分布は盲腸・上行結腸のみが4例S状結腸のみが2例盲腸・上行緒腸とS状結腸の併存が5例であった.憩室あり症例の小腸通過時間は平均5時間4分18秒憩室なし症例は平均3時間39分29秒であり憩室あり症例の方が小腸通過時間は有意に長かった(pく0.Ol).胃の通過時間には有意差は認められなかった(pニ0162).尚、記録時間内に盲腸に到達しなかったのは憩室あり症例で2例憩室なし症例では認められなかった.【結語】大腸憩室発生の一因として腸管運動障書の可能性がありその一・ZZとして小腸の蠕動運動の低下も関係していることが考えられた.
索引用語