セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ1

小腸

タイトル

P-046 当院におけるカプセル内視鏡による小腸疾患診療の現況

演者 小林三善(香川大学消化器・神経内科)
共同演者 藤原新太郎(香川大学消化器・神経内科), 西山典子(香川大学消化器・神経内科), 野村貴子(香川大学消化器・神経内科), 小原英幹(香川大学消化器・神経内科), 森宏仁(香川大学消化器・神経内科), 正木勉(香川大学消化器・神経内科)
抄録 【目的】近年のバルーン式小腸内視鏡検査カプセル内視鏡検査(CE>の登場により小腸疾患の精査が可能となった当施設では2007年8月より導入したダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)に加え2008年5月よりCEを導入し小腸疾患の診療を行っている.現在までの当施設でのCEの現況を報告する.【対象】2008年5月から2011年10月までにカプセル内視鏡検査を施行した62症例(男性 28例女性 34例 平均年齢63.9歳)74件を対象とした.【成績】検査施行理由の内訳は原因不明の消化管出血(OGIB)が53件(71.6%)腫瘍疑いが2件(2.7%)既存疾患のフォロー9件(122%)その他10件(135%)であった.全小腸観察率は75%で胃平均通過時間は43分小腸平均通過時間は290分であった.1例は画像受信不良で解析が不可能であった1例は食道で長時間停滞していたため後日再検査を行い十二指腸まで内視鏡によるカプセルの誘導を要した.また2例で滞留を認めDBEでの回収が不可能であったため手術を要した.OGIB症例における有所見率は87%でその内訳はびらん・潰瘍性病変が43%血管性病変26%腫瘍・腫瘍性病変4%その他が17%であった.また小腸外病変も5例認め胃angiodysplasia 2例十二指腸下降部のびらん3例でありいずれもCEの結果が治療に有用であった.【考察】CEは簡便で被験者にとって負担の少ない検査でありかつ従来の検査では検出し得なかった病変を描出できる有用な検査である.しかし小腸の小病変は短時間で治癒するため後日DBEで確認できずCEの情報が診断に反映しない事もある.また当院の症例を検討すると深部回腸での観察視野の改善や胃通過時聞の短縮盲腸到達率の向上など今後の課題である.
索引用語