セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ3

肝癌3

タイトル

P-059 当院における肝細胞癌に対するインターフェロン併用5FU動注化学療法

演者 白根尚文(静岡県立総合病院消化器内科)
共同演者 菊山正隆(静岡県立総合病院消化器内科)
抄録 1目的1当院では高度進行肝細胞癌(Hcc)の治療成績の向上を目的とし.て2002年よりインターフェロン併用5FU動注療法を導入している。従来施行していたlow dose FP療法との比較を含めその治療成績の検討を行った.【方法】2002年より2011年までに当院でリザーバーシステムを留置し動注治療をおこなったHCC 77症例を対象とした.そのうちインターフェロン併用5FU動注療法59症例であった.【成績】インターフェロン併用5FU動注療法の平均生存期間は2.00年であった.平均生存期間に関しては10w dose FP療法と有意差は認めなかった.CR+PRは16症例であり平均生存期間4.14年であった.またCR+PRでは1クール施行後に腫瘍マーカーの著明な減少を認める症例が多く認められた【結語】当院においてはインターフェロン併用5FU動注療法でのlow dose FP Pt法に比べて平均生存期間の大きな改善は認めなかったただし治療が奏功した症例においては予後の改善が見込め、また比較的短期間で治療効果の予測が可能と思われた.
索引用語