セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ4

胆道

タイトル

P-075 総胆管結石の診断・治療におけるIDUSの有用性の検討

演者 平尾元宏(大阪労災病院消化器内科)
共同演者 小森真人(大阪労災病院消化器内科), 中村昌司(大阪労災病院消化器内科), 鈴木麻奈(大阪労災病院消化器内科), 末吉弘尚(大阪労災病院消化器内科), 吉井俊輔(大阪労災病院消化器内科), 吉岡鉄平(大阪労災病院消化器内科), 有本雄貴(大阪労災病院消化器内科), 大川雅照(大阪労災病院消化器内科), 佐藤雅子(大阪労災病院消化器内科), 山田幸則(大阪労災病院消化器内科), 吉原治正(大阪労災病院消化器内科)
抄録 【目的1ガイドワイヤー式細径超音波プローブの開発により管腔内超音波検査(皿)US)による胆膵領域の精査が可能となり総胆管結石の診断における有用性が報告されている.また小結石症例および総胆管拡張症例においては内視鏡的逆行性胆管造影(ERC)にて総胆管結石の診断が困難なことを経験する.今回総胆管結石の診断・治療におけるIDUSの有用性について検討を行った.【方法1対象は2009年1月から2011年10月の間に当院にて総胆管結石と診断された195例(年齢73.1±9.9歳)でうち8mm以下の小結石は96例(年齢728±99歳)であった.ERCにて結石を指摘し得なかった症例に関しては][DUSを追加したIDUSは20MHZガイドワイヤー誘導弾細径超音波プローブUM-20G-29Rを使用した.【成績1全総胆管結石症例195例のうちERCにて結石を儲し得た症例は140例(7L8%)で結碓は10.8±5.5mm胆管径は14.3±4.Ocmであった.ERCにて指摘し得ずIDUSにて指摘し得た症例は55例(282%)で績石径は5.2±3.6mm胆管径は14.3±5.2cmであった.IDUSでのみ指摘し得た結石はERCにて指摘し得た結石と比較し有意に結石径は小さかった(p<0.0001)が 胆管径に関しては有意差は認めなかった更に8日目以下の小結石96例に限定した検討ではERGにて結石を指摘し得た症例は52例(542%)で結石径は5.8±1.7mm胆管径は122±3.2cmであったERCにて指摘し得ずmUSにて指摘し得た症例は44例(45.8%)で結石径は3.6±1.7mm胆管径は14.3±5.6cmであったIDUSのみで指摘し得た結石はERCにて指摘し得た結石と比較し有意に結石径は小さく(p〈0.0001)胆管径も拡張していた(p=0.03)h【結論】IDUSは小結石症例および総胆管拡張症例1において総胆管結石の診断に有用である.
索引用語