セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ4

膵嚢胞性腫瘍

タイトル

P-077 当院における膵IPMN手術症例26例の検討

演者 織田典明(富山県立中央病院内科(消化器))
共同演者 木田明彦(富山県立中央病院内科(消化器)), 藤原秀(富山県立中央病院内科(消化器)), 平井聡(富山県立中央病院内科(消化器)), 島谷明義(富山県立中央病院内科(消化器)), 堀田洋介(富山県立中央病院内科(消化器)), 松田耕一郎(富山県立中央病院内科(消化器)), 平松活志(富山県立中央病院内科(消化器)), 松田充(富山県立中央病院内科(消化器)), 荻野英朗(富山県立中央病院内科(消化器)), 野田八嗣(富山県立中央病院内科(消化器))
抄録 【目的】2006年に発表されたIPMN国際診療ガイドライン(以後GL)によるIPMN手術適応に基づき外科的切除が施行された症例の妥当性について検討した.【方法】2007年8月から2010年8月までにGしの手術適応に基づき外科的切除を施行した26例を対象とし男性20人女性6人平均年齢は70.5歳(52-81)であった.手術適応は現行Gしに基づき主膵管型または混合型全例分枝型の場合は有症状例壁在結節を有する例細胞診で悪性例拡張分枝径30rnm以上の例とし評価は造影CTMRIEUSにて行った.【結果】26例の病型は分枝型16例主膵管型3例混合型7例で切除標本の病理組織学的所見は全体として浸潤癌2例、非浸潤癌8例腺腫12例過形成4例であった.墨型別には主膵管型と混合型の10例では浸潤癌2例非浸潤癌3例腺腫4例過形成1例で50%が癌化していた.分枝型16例では5例(31%)が癌化していたがその癌化していた症例の内訳は重複ありで拡張分枝径301nm以上の9例中4例懸垂結節径5mm以上の14例中5例であった.すなわち分枝型では癌化していたものは全例難訓結節径5mm以上を有していた.FDG-PET施行11例中癌化例は6例含まれており癌化例は全例FDG異常集積陽性を示した3年以上の長期経過観察11例中主膵管型混合型では5例中2例(40%)分枝型でも6陣中2例(33%)で癌化していた同時性または異母性の悪性腫瘍の合併は膵のNET-G2の1例や他臓器癌も含め11例(42%)にみられた.【結論】主膵管型混合型では経過中50%が癌化しており腺腫まで含めると90%を占めGしに従い全例手術適応とすることは妥当と考えられた.分枝型では癌化は31%と主膵管型混合型に比し頻度は低く拡張分枝径よりも壁在結節が癌化の指標に重要と思われた.またIPMNにおいて悪性疾患の合併は常に念頭に置くべきと思われた.
索引用語