セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ1

胃・十二指腸分子生物学

タイトル

P-084 ヘリコバクターピロリ除菌治療前後の栄養状態に関する検討

演者
共同演者
抄録 【目的】消化性潰瘍慢性萎縮性胃炎早期胃癌内視鏡的治療後などに対してヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)除菌は推奨されている.しかしピロリ菌除菌後の肥満や脂質異常に関する報告が最近なされてきている今回ピロリ菌除菌症例での治療前後の体重変化や高脂血症などの栄養状態について検討した.【方法1当科外来を受診したピロリ菌除菌治療成功例のうち連続30症例についてピロリ菌除菌前後の体重BMI血清総コレステロール中性脂肪を測定した.【成績】1)男性13例女性17例で平均年齢は662±11.7歳であった.2)疾患の内訳は胃潰瘍:7例十二指腸潰瘍:7例胃・十二指腸潰瘍:1例T慢性萎縮性胃炎:11例早期胃癌内視鏡的治療後:1例.胃ポリープ籾除後:3例であった.3)体重の平均値は除菌前;54.2土9.8kg.除菌後:561±99kgと有意に増加し(pく0.01)BMIの平均値も除菌前:21.4±24除菌後:22.1±2.4と有意な増加を認めた(p<O001).BMI変化の平均値は男性:O.88±1.15女性:0.64±O.89であり年齢で検討すると男性は70歳未満(11ニ6):1.12±O.7070歳以上(n=7):0.67±1.42女性では70歳未満(n=11):O.82±IDI70歳以上(n二6):0.33±0.58であり70歳未満でBMIの増加が多くみられた肥満(BMI:25以上)は除菌前に2例(6.7%)であったが除菌後では5例(16.7%)に増加した.4)ピロリ菌除菌前後で測定可能であった症例の血清総コレステロール値の平均値(n=17)は除菌前:191.7±48.6除菌後:209.1±34。7中性脂肪の平均値(n=16)は除菌前:95.7±51.3除菌後:10&3±60.0でありいずれも除菌前に比べ除菌後に増加傾向を認めたが有意な増加ではなかった.【結論】特に70歳未満のピロリ菌除菌成功例では体重が増加しなかには肥満になる症例もみられることから栄養指導や運動などの生活指導は重要であると考えられた.
索引用語