セッション情報 |
一般演題(ポスター)ディスプレイ1
胃・十二指腸分子生物学
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タイトル |
P-085 FSSGを用いた鳥肌胃炎の臨床像に関する検討
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演者 |
新井修(倉敷成人病センター肝臓病治療センター) |
共同演者 |
柴田憲邦(倉敷成人病センター肝臓病治療センター), 久保木眞(倉敷成人病センター肝臓病治療センター), 池田弘(倉敷成人病センター肝臓病治療センター), 大元謙治(倉敷成人病センター肝臓病治療センター) |
抄録 |
【目的】鳥肌胃炎の症状治療内視鏡像の関係.について定量的に検討した報告は少ない.そこでFSSG(Frequency Scale for the Symptoms of GERD)を用いて.3者の関係を考察することを目的とした.【方法】2010年3月~2011年10月まで当院にて上部消化管内視鏡検査(GS)を案施し鳥肌胃炎と診断しした59例のうちFSSGを使用して病状評価を行った17例を対象に年齢性別受診契機ペブシノーゲン(PG)値背景胃粘膜の萎縮程度併存病変Helicobacter. pylorf(HP)除菌率除菌前後のFSSGの変化内視鏡像とFSSGの関係を検討した【結果】年齢は23-55歳(平均38.5歳)男女比2:15受診契機はPG異常10例(58.8%)胃透視代替3例(17.6%)胃透視異常と心窩部痛が2例(1L8%)ずつであった. PGIは3L3-87.5(平均55.5)PGI/PGHは188-4.76(平ig 2.7)で陽性13例(陽性率76.5%)であった.内視鏡分類はgranularが8例(47%). nodUlar 3例(17.6%)scattered 9例(52.9%)であった.木村・竹本分類による萎縮の程度はC1:1例(5.9%)C2:9例(52.9%)C3:6例(35.3%)02:1例(5.9%)であった.併存病変はびらん性胃炎と十二指腸炎が3例ずつ胃過形成性ポリープ1例であった.HP感染は17例全例陽性(感染率100%)で除菌治療は16例に行われ一次除菌成功10例二次除菌成功2例効果判定前3例副作用で申止1日目あった.FSSGは合計点数1-25(平均8.6点)酸逆流関連症状0-12(平均3.9こ口運動不全症状0-13(平均4.7点)であった.HP除菌後にFSSG施行可能であった12例の除菌後FSSGは0-29(平均4.75点)で症状改善例は8例(e6.7%)不変3例(25%)悪化1例(8.3%)であった.FSSGと内視鏡像の関係はscat-tered 4.2点granular 8.9点nodular U!7点とFSSGが高値であるほど内視鏡像は高度となる傾向があウた.【結論】HP除菌により消化器症状が改善する例が多かった.また症状の強さと内視鏡像の程度は相関していた. |
索引用語 |
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