セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ2

大腸

タイトル

P-099 当院におけるアダリムマブの有効性についての検討

演者 中尾絵美子(東京女子医科大学病院消化器内科)
共同演者 飯塚文瑛(東京女子医科大学病院消化器内科), 白鳥敬子(東京女子医科大学病院消化器内科), 伊藤亜由美(東京女子医科大学病院消化器内科), 合阪暁(東京女子医科大学病院消化器内科), 大森鉄平(東京女子医科大学病院消化器内科), 米澤麻利亜(東京女子医科大学病院消化器内科)
抄録 【目的】抗TNF-α抗体製剤であるlnfliximab(IFX)が2002年より臨床で用1いられ2010年10月からは新たな抗TNF一α抗体製剤としてAdalimumab(ADA)がクローン病に対して適応追加となり抗TNF一α抗体療法も選択肢ができた.今回当院におけるADAの治療効果の現状をtIFX投与からADA投与に変更した群と抗TNF-α抗体製剤ナイーブ群に分けその効果の差異を検討した.【方法】rFXからADAに変更した群:前IFX投与群12例(lnfusion Reaction:IIR8例二次無効4例)とナイーブ群4例を月別化しADA投与前8週後24週後のCDAICRPを比較した.患者背景は男性7例女性9例.罹患部位は小腸大腸型10例小腸型5例大腸型1例し罹患期間は2年未満2例2年から5年未満1例5年以上13例.腸管外合併症は痔痩合併1例関節炎合併1例.免疫調整薬併用6例.ステロイド併用7例.【結果】前IFX投与群でCRPは投与前O7±O.78週間後OA±0.8924週後0.43±1.52であった.また前IFX投与群でCDAIは投与前163.5±80.78週間後112±63.0.24週後95.7±55.4であった.対してナイーブ群でCRPは.投与前1.93±1.468週間後0.06±O.17.24週後α05±1.60であった.ナイーブ群でCDAIは投与前167±48。18週間後90±80.924週後114±85.0であった.IFX投与群とナイーブ群で8週後のCDAIスコアは共に寛解導入し6カ月後に関しても寛解維持出来ていた.CRPに関してIFX投与群は投与8週間後にも著明な変化は認められなかったがナイーブ群に関してはCRPの低下傾向を認めた.【結語】IFXからADAに移行した症例およびナイーブ症例にADAは有効であると考えられた.
索引用語