セッション情報 |
一般演題(ポスター)ディスプレイ1
胃・十二指腸
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タイトル |
P-123 内視鏡的胃瘻造設術における合併症の予測因子の検討
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演者 |
辻川尊之(倉敷中央病院消化器内科) |
共同演者 |
毛利裕一(倉敷中央病院消化器内科), 三谷洋介(倉敷中央病院消化器内科), 杉浦香織(倉敷中央病院消化器内科), 松枝和宏(倉敷中央病院消化器内科), 山本博(倉敷中央病院消化器内科) |
抄録 |
【目的1内視鏡的胃痩造設術(PEG)は確立された手技となり年々造設数が増加しているがPEGに関連する合併症の頻度は無視できない.可能な限り合併症を減らすためにも術前評価で合併症の予測因子となりうるものを明らかにする.【対象と方法12008年1月から2010年12月にSeldinger法でPEGを施行した193例を対象とした. PEG術後1週間以内に合併症を生じた症例(A群)と認めなかった症例(B群)に分け背景因子徳前血液検査結果抗血小板薬抗凝固薬内服の有無患者の理解力の有無が合併症の予測因子となりうるかretrospec-tiveに検討した。【結果】A群は20例(合併症:出血8例嚥下性肺炎4例財部感染4例自己抜去2例大腸誤穿刺1例急性腎不全1例)B群は173例.年齢(平均±SD):A群78±12。5歳/B群73.6±132歳男女比(男/女):A群16/4B群120/53であった.血液検査結果では血清Alb値(g/dl):A群3.03±0.42B群3.17±O.46血清CRP値(mg/dl):A群2.18±326B群1、46±1.84血清クレアチニン値(mg/d1):A群0.91±1.11.B群0.77±0.67であった.内服の有無では抗血小板剤(有/無):A群5/15B群44/129抗凝固剤(有/無):A群4/16B群23/150だった.患者の理解力についてはPEGを理解できるか否か(理解有/無):A群5/15B 9e 89/84となったAB両野洲で年齢性別術前AlbCRPクレアチニン抗血小板薬抗凝固薬内服の有無では有意な差は認めなかったが理解力の低下についてA群で有意に高かった(Pニ0.025).【考察】理解力の乏しい患者において合併症が多く認められこうした症例についてはPEGの適応の判断及び治療後の観察を慎重に行うべきと考えられた. |
索引用語 |
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