セッション情報 | 一般演題(ポスター)ディスプレイ1胃・十二指腸 |
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タイトル | P-124 当院におけるESD教育システム~研修をうける立場から~ |
演者 | 鈴木肇(札幌厚生病院胃腸科) |
共同演者 | 前田聡(札幌厚生病院胃腸科), 宮川麻希(札幌厚生病院胃腸科), 道上篤(札幌厚生病院胃腸科), 乙黒雄平(札幌厚生病院胃腸科), 寺門洋平(札幌厚生病院胃腸科), 山下真幸(札幌厚生病院胃腸科), 田中浩紀(札幌厚生病院胃腸科), 西岡均(札幌厚生病院胃腸科), 萩原武(札幌厚生病院胃腸科), 小澤広(札幌厚生病院胃腸科), 黒河聖(札幌厚生病院胃腸科), 本谷聡(札幌厚生病院胃腸科), 今村哲理(札幌厚生病院胃腸科) |
抄録 | 当院では2003年よりESDを導入し現在まで約900件の症例を経験してきた.安全かつ効率的にESD教育を行うために2006年からは独自の教育システムを導入し良好な治療成績を収めているため.今回この教育システムについて報告する.ESDの教育過程をいくつかのStepに分け各Stepを臨地4~5年目のトレイニーひとりひとりがトレーニングを受け順次Step upしていくシステムである.当院ではMUIti-Step Training System(以下MSTシステム)と呼んでいるが具体的には胃ESDを以下の7つのStepに分けている. Step 1:ESDの見学介助. Step 2:ESD後の1ヒ血処置. Step 3:ブタ胃でのトレーニングESD部分的手技の実践Step 4:L領域ガイドライン病変Step 5:M領域ガイドライン病変.Step 6:U領域ガイドライン病変Step 7:適応拡大病変.このMSTシステムで最も特徴的な点は各Stepにトレイ口口が一人ずつしかいないという.点である.言い換えると病変に応じて術者が決まるため短期間に同様の手技を繰り返し行うことで効率的にトレーニングを受けることが可能でありさらに複数のトレイニーが症例を取り合うことなくt平等にトレーニングを受けることも可能である.このMSTシステムを導入したトレイ里勝は現在5名程度であるが術中穿孔率はいずれも約2~3%後出血率は約3~4%と他施設の報告と遜色ない成績を収めている.さらに胃ESD教育が終了したトレイニーは未だ30症例程度ではあるものの食道・大腸へとStep upしており同じく良好な成績を収めている(術穿孔率0%後出血率0%).今後ESDはさらに普及していくものと思われるがv/MSTシステムのような安全かう効率的な教育システムの確立が必要であると思われる. |
索引用語 |