セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ2

小腸

タイトル

P-127 消化器領域におけるセルジンガー法による末梢挿入型中心静脈カテーテル挿入の有用性

演者
共同演者
抄録 【目的】消化器領域では絶食や化学療法などを理由に中心静脈カテーテル挿入が必要となるが時に重篤な合併症をきたす危険性をはらんでいる.一方末梢挿入型の中心静脈カテーテル(以下PICC)は合併症を回避するという立場からは支持されるが普及していない.今回我々はセルジンが一法のPICCを用い挿入時の安全性や挿入後のトラブルに関して検討を加えた.【方法】2011年4月から10月までに当院でPICCセルジンガーキット(日本シャーウッド)を挿入した38例を対象とした.穿刺針には22Gサーフロー針を使用挿入部位は肘窩静脈が21例上腕静脈が17例であった上腕静脈からの穿刺はエコーガイド下で施行した.【結果】挿入時の肘窩静脈アプローチ特有のトラブルとしてガイドワイヤー挿入に時間を要した症例を4例に経験した.上腕静脈アプローチではガイドワイヤー挿入やカテーテルの先進に問題は認めなかった.平均留置日数は195日であった.挿入後トラブルとしては肘窩静脈挿入例のうち静脈炎を1例にカテーテル感染を疑い抜去した症例が2例滴下不良となtp抜去した症例を1例に自己抜去を1例に経験した.また上腕静脈挿入例のうちカテーテル感染を疑い抜去した症例が1例に滴下不良となり抜去した症例を1例に経験した.Kaplan-Meier法によるlog-ranls:検定では肘窩挿入と上腕静脈挿入の比較では累積開存期間に差を認めなかった【まとめ】セルジンガー法のPICCは比較的安全に挿入が可能で有り重篤な合併症を認めなかった肘窩かちと上腕静脈からの挿入では開存期間に差は認めなかった.手技の実際を交えて解説する.
索引用語