セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ2

小腸

タイトル

P-129 IBD教室による成分栄養剤投与量の増加効果について

演者
共同演者
抄録 【目的】当院では炎症性腸疾患〈IBD>患者およびその家族研修生を対象に栄養療法の意義を啓蒙すべく最新の薬物療法患者体験談経鼻挿管実演などをプログラム:に含むIBD教室を隼1回開催している.今回教室開催前後での成分栄養剤(eliemental diet(エレンタールe)以下ED)の投与量を調査し栄養療法に対する認識の変化を検討した.【方法】当科通院中のクローン病患者の処方歴を後方視的に調査し第1回IBD教室の開催前(201{}年3月)第2回]BD教室の開催前(2011年3月)第2回IBD教室の開催後である現在(2011年11月)の3ポイントでのEDの投与量の推移を比較検討した.【結果1第1回IBD教室開催前のED投与患者数はクローン病患者34輪中9名(265%)患者全員に対する投与量の平均はOL59パックで投与者のみでの平均投与量は22パックであった第2回IBD教室開催葡のED投与患者数はクローン病患者47名中18名(38.3%)患者全員平均は0.96パックで投与者平均投与量は2.5パックであった.第2回IBD教室開催後のED投与患者数はクローン病患者51名中24名(47.1%)患者全員平均は122パックで投与者平均投与量は2.SSパックであった. EDの投与者数投与量ともに教室開催を重ねるごとに増加し第1回IBD教室開催前と第2回BD教室開催後の間でEDの投与量は有意に増加していた(p=0.O12).【結論1 BD教室の開催により成分栄養の投与患考の割合投与量が増加しておりt教室の啓蒙効果があったと考えられた.時間的な制約がある外来での指導を補完する上でもIBD教室による定期的な患者教育が有用と考えられるまた処方する医師側も栄養療法に対する意識が強くなったと考えられる.一方教室は自由参加であるため参加者はそもそも疾患への理解を深めようという意識の高い患者が多くなる傾向があると考えられ今後の参加者の増加のための工夫も必要であると思われる
索引用語