セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ3

C型肝炎1

タイトル

P-138 C型慢性肝炎に対するPEG-IFNα2a/Ribavirin併用療法の効果と予測因子の検討

演者
共同演者
抄録 【目的】C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法としてPEG-IFN・Ribavirn(RBV)併罵療法に加えNS3プロテアーゼ隠害剤を含めた種々のDAAの登場により患者ごとに治療効果を予測し治療法を決定することがより重要になってくると考えられる.今回PEG-IFNα2a/RBV併用療法を施行した症例につき、その効果予測について検討した.【方法】PEG-IFNα2a/RBV併用療法を施行した218例(genotype lb:191例genotype2:27例)を対象とし最終治療効果と宿主・ウイルス側因子との関連を単変量・多変量:解析にて検燃した【成績】48週投与を行ったgenotype ib148例におけるSVRは工TT 41%PPT 61%であった.治療効果は肝線維化(Fl-2=SVR65%F3一・4:SVR33%p=O.013)年齢(60歳未満: SVR71%60歳以上:SVR52%p=α049)で有意な差を認めた. H:CV四駅やCore 70野生型はSVR例に多く認める傾向にあったが有意差は認めなかった.投与後の予測因子としてHCVRNA陰性時期が投与4週・8週・12週・20週・24週以降でSVRは各々100%・93%・45%・50%・0%であり最も重要な予測因子と考えられた.Genotype 2ではSVR78%であった.また72週延長投与を行った43例の著効率は51%であった.治療前因子と治療効果の有意な閲連は認めなかったがHCV RNA陰性時期が投与12週までの症例はSVR82%・投与13-20週までの症例はSVR50%・投与21週以降ではSVR3%であわHCV RNA陰性時期が最も重要であった. Genotype 2ではSVR78%であった効果予測因子はgenotype 2a/2b・男女・年齢・肝線維化などを含め有意差は認められずどの症例にも高い効果が期待できると考えられた.【結謝C型慢性肝炎の治療は。IFN/RBV併用療法にDAAを組み合わせることでより高い効果が期待できるが副作用も増えることがあり現行の治療や近い将来可能になる治療も想定して治療法を決定する必要がある.(謝辞:御茶ノ水Hepatitis研究会).
索引用語