セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ3

C型肝炎1

タイトル

P-142 C型肝炎患者に対するリバビリン単独投与における貧血と血小板増加効果

演者
共同演者
抄録 【目的】GWASによりペグインターフェロン・リバビリン(RBV)併用療法時の貧血と関連する田口子多型としてITPA遺伝子多型が発見された主にRBVと関連していると考えられているがRBV単独投与で検討した報告はない我々はRBV単独投与症例における血球系の推移とITPA遺伝子多型EPOTPOとの関連を検討した1方法)C型慢性肝炎患者30例を対象にRBV投与量を体重に基づいて決定し4週間単独投与後IFNα一2aの追加併用を開始した. RBV単独投与期間中の血球生化学検査成績HCV-RNA量の変化を測定した、 EPOTPOの変化をELISA法で測定した.ITPA遺伝子多型の測定1はrs1127354をリアルタイムPCRにて測定しCCアレルをm幻orACもしくはAAアレルをm血orと判定したt成績1 RBV単独投与期間申の4週間でtWBCは特に変化を認めなかった. Hbは13.6(10.5-16.6)g/d1から11.7(9.4-14.9)g/d1へ有意Oこ減少した(p〈001).血小板は13.6(8.9-374)x10ソitlから15.8(102-40.6)x10ソμ1へ有意に増加した(ρ=O.03).またALT値は81(14-397)IU/1から50(12-312)rU/1(p<0.01)AST値は55(17-228)IUflから38(15-158)IUA(p<001)へ改善した. HCV-RNA量は6.0(3.7f6)1(》grUAから5.6(33-6.5)loglU/1へ減少した(P = O.04). ITPA遺伝子多型は皿ajorが23例t【血orが7例であった.RBV単独投与4週目のHb値はmajor群は11.1(9.4-13.5)g〆dlminer群は玖9(12.5-149)g/dlと有意差を認めた(p<0.01)同じ期間中のHb変化:量とEPO変化量には相関を認めた(r=一〇52p〈O.01).4週聞の血小板変化率とTPO変化率には有意な相関を認めなかったが(r=0.37p=022)EPO変化量とは相関する傾向を認めた(r=0.5a3p=O.06)【結論】ITPA遺伝子多型とRBVによる.貧血の関連性がRBV単独投与の検討で明らかに示された.さらにRBV単独投与期間中に血小板の増多を認め貧血に反応したEPO濃度上昇に起因するものと考えられた.
索引用語