セッション情報 | 一般演題(ポスター)ディスプレイ3C型肝炎2 |
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タイトル | P-143 genotype 2型・低ウイルス量へのPegIFNα2aの短期投与~8週/12週投与の試み~ |
演者 | 是永匡紹(川崎医科大学肝胆膵内科学) |
共同演者 | 是永圭子(川崎医科大学肝胆膵内科学), 仁科惣治(川崎医科大学肝胆膵内科学), 宇賀治良平(川崎医科大学肝胆膵内科学), 土肥展子(川崎医科大学肝胆膵内科学), 佐々木恭(川崎医科大学肝胆膵内科学), 中島義晴(川崎医科大学肝胆膵内科学), 多田大和(川崎医科大学肝胆膵内科学), 河瀬智哉(川崎医科大学肝胆膵内科学), 富山恭行(川崎医科大学肝胆膵内科学), 吉岡奈穂子(川崎医科大学肝胆膵内科学), 原裕一(川崎医科大学肝胆膵内科学), 吉田浩司(川崎医科大学肝胆膵内科学), 日野啓輔(川崎医科大学肝胆膵内科学) |
抄録 | 【目的】ガイドライン上低ウイルス量・nafve例はPeglFNα2aが選択されるがその投与期間については一定性を認めない、我々は第95回の本会で低ウイルス量15例に対してPeg正」N昭aの8週間投与を行い13例(87%)でSVRが得られることを報告した.SVRに到らなかった(nonSVR)2例とも60歳以上であり1例は肝硬変他1例はlbであったため以下の検討を行った.【方法】2009~2011年までに当科IFNが導入された103例中genotype 2 tW、 HCVRNA5.OlogrU/皿1未満のnaive14例(男7/女7平均年齢58歳)に対して原則8週投与を勧め、60歳以上and/orF3以上では12週投与を行った.【成績】8週投与6例(男2/女4平均年齢46歳)12週投与8例(男5/女3平均年齢68歳)であった.投与前のウイルス:量(8w/12w:3.9±10/4.0±1.0)に差は認めなかったが12週投与群では線維化進行例が含まれ(F3:4例/F4:3例)8週投与群と比較し血小板低下(19±3/12±6)アルブミン低下(4.0±0.3/3.7±10)フェリチン上昇(107士95/208士166)が有意な差を持って確認された(P<O.05>.PeglFNα2a投与2週後12週投与群の1例を除きHCVRNAは12未満になった.8週投与では全例がSVRになり12週投与では2週目のHCVRNAが定量:可能であった1例.を除き陰性化した(SVR率:87%). nonSVRの1例はgenotype 2a70歳女性の肝硬変投与1月前のHCVRNA量が3.91091U/mlから投与直前が6.710glU/mlと著明に上昇し更に抗IFN抗体が出現しPeglFNα2a投与は中止となった.【結論】症例も少なく更なる検討が必要も2型低ウイルス量の且aive例はPeglFNα2a8週間投与で十分であり高齢者・線維化進行例では延長投与を考慮した方が良いと考えられる.短期投与をする際にはHCVRNAが短期間増加する症例が存在する事を念頭に直前のHCVRNAの検索と延長投与による抗工FN抗体出現にも注意すべきと考えられた. |
索引用語 |