セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ3

C型肝炎2

タイトル

P-147 IFN/Ribavirin併用療法non-SVR症例からの肝発癌の検討

演者 瀬古裕也(虎の門病院肝臓センター)
共同演者 芥田憲夫(虎の門病院肝臓センター), 鈴木文孝(虎の門病院肝臓センター), 今井則博(虎の門病院肝臓センター), 川村祐介(虎の門病院肝臓センター), 保坂哲也(虎の門病院肝臓センター), 小林正宏(虎の門病院肝臓センター), 斉藤聡(虎の門病院肝臓センター), 瀬崎ひとみ(虎の門病院肝臓センター), 鈴木義之(虎の門病院肝臓センター), 荒瀬康司(虎の門病院肝臓センター), 池田健次(虎の門病院肝臓センター), 熊田博光(虎の門病院肝臓センター)
抄録 【目的】IFN/Hbavirin併用療法non-SVR例は肝発癌の危険性が高い症例と言えるがこの様な症例からの肝発癌に寄与する要因の検討は未だ不十分である.当院ではHCV-1b Coreアミノ酸置換が抗HCV療法難治要因かつ肝発癌に影響することを報告してきたが今回はIFN/Ribavirin併用療法non-SVR例からの肝発癌1: Coreアミノ酸置換が及ぼす影響について検討した.【方法】対象は1999年から2010年に当院でIFN/団bavirin併用療法を施行されたHCV-1b 1540例中24-48週間の十分な治療を施行されてもSVRに至らなかった292例.ウイルス要因のNS5A-ISDR変異数Core aa70/91置換宿主要因のIL28B rs8099917遺伝子多型も含めて肝発癌に寄与する要因を多変量解析で検討した(Cox比例ハザード).【結果】男性/女性1144/148例年齢56歳(中央値)tBMI 22.5kg/m2(申開値)肝線維化進行度F1/F2/F3/F4:77/53/39/1例.観察期間申の発癌率5%.累積肝発癌率は3年5%5年13%t7年17%.肝発癌に寄与する因子.は単変量解析で年齢(≧55歳P=0.093)BMI(≧25.Okg/m2P=O.Oif3)HDLコレステロール(<50mg/dL P=0026)Core aa70週号(MutanちP=α086)が抽出された.多変量解析でHDLコレステロール(<50 mgr「d1;HR9.35.P=OD41)とCore aa70置換(Mutant;HR 4.64P=0.018)が抽出された.今回の対象では従来肝発癌の危険因子として報告されている年齢性別肝線維化進行度やISDRIL28Bの肝発癌への影響は確認されなかった.【結論11FN/Ribavirin併用療法noR-SVR例からの肝発癌にCoreアミノ酸置換と脂質要因が関与することが示唆された.
索引用語