セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ3

C型肝炎・B型肝炎

タイトル

P-153 ヒト肝細胞移植uPA-SCIDマウスを用いたtelaprevirの抗HCV効果および耐性株出現の検討

演者 平賀伸彦(広島大学大学院消化器・代謝内科学)
共同演者 今村道雄(広島大学大学院消化器・代謝内科学), 茶山一彰(広島大学大学院消化器・代謝内科学)
抄録 【目的】これまでチンパンジーのみに限られていたC型肝炎ウイルス(HCV)のinvivo研究はuPA-SCIDマウスにヒト肝細胞を移植したヒト肝細胞キメラマウスの開発により飛躍的に進歩した.本マウスはHCVの投与によりヒトと同程度のウイルス血症が長期間継続するため抗HCV薬の効果判定あるいは新規治療法開発に有用である今回われわれは且CV感染ヒト肝細胞キメラマウスを用いて今後C型肝炎に対する治療において重要な役割を担うNS3/4Aプnテアーゼ阻害剤であるtelaprevirの効果および耐性株出現を検:討した【方法】患者血清あるいは全長クローンより合成したRNAを用いてgenotype lb型のHCVを感染させたヒト肝細胞キメラマウスに200mg/kgのtelapreVirを1日2回4週間連日経口投与した.1週おきにマウス引網HCV RNA量を測定し経時的にNS3領域のアミノ酸配列を次世代シークエンサーにて解析した.【結果】患者あるいはクローンを用いたHCV感染マウスへのtelaprevir投与によりいずれにおいても血中HCV RNAは速やかに低下したが投与中再上昇を認めた.次世代シークエンサ・一一によるNS3領域のdeep sequenceでは患者血清投与マウスにおいてtelaprevir耐性変異であるV36A変異を投与2週後186%(11607クローン解析)に認め投与4週後は77.9%(20712クローン解析)と増加したこのV36A変異はtelaprevir投与前においても0.1%とわずかであったが検出された(40203クローン解析)一方クローンを用いたHCV感染マウスにおいては投与前100%が野生型であったが(2889クローン解析)投与2週後にはV36A変異が11.2%に検出され(2122クローン解析)投与とともに増加した.【結語1今後tC型慢性肝炎に対する治療薬としてte-laprevirが期待されるがt耐性株出現が問題となる可能性がある.ヒト肝細胞移植uPA-SCIDマウスは有効なHCV感染モデルでありtelaprevirの抗ウイルス効果の判定および耐性株出現の検討に有用である
索引用語