セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ2

大腸

タイトル

P-174 原発性虫垂腫瘍の3例

演者
共同演者
抄録 症例1は90歳代女性.既往歴は直腸癌で低位前方切除術施行.現病歴は便秘にて近医受診し緩下剤を処方されたが症状改善せず当院紹介.腹部超音波検査で著明に拡張した虫垂を認めた。腹部CT検査で盲腸に腫瘤を認め虫垂は著明に拡張していた.大腸内視鏡検査で虫垂開口部に乳頭状の腫瘍を認め.腫瘍表面に粘液の付着を認めた.生検にて.管状腺腫を認めた.虫垂原発腺腫の診断で回盲部切除術施行.手術病理結果ではtubulo-v皿ous adenoma with mild to severe atyplaの像で一部に高分化から中分化管状腺癌が混在していた.症例2は80歳代女性.黒色便を認め近医受診し血液検査で貧血を認め当院紹介され緊急入院.腹部CT検査ではt回盲部に直径6cm大の不整形腫瘤を認め内部は不均一で石灰化様の高吸収域も散在.上部消化管内視鏡検査では慢性胃炎を認めたのみで大腸内視鏡検査では虫垂開口部に腫瘍を認め腫瘍表面には粘液が付着していた.生検にて高分化型腺癌を認めた.虫垂癌と診断し右半結腸切除術施行.手術病理結果では粘液癌中分化管状腺癌低分化腺癌が混在していた.症例3は30歳代男性.右下腹部痛にて当科受:診.血液検:査で炎症反応の上昇を認め腹部CT検査で回腸終末部に被包化された液体成分の貯留と腹水の貯留を認め腹膜炎の疑いで緊急手術施行.虫垂の異常な腫大硬結を認め迅速診断で粘液癌と診断され回盲部切除術施行.手術病理結果ではlow-grade appendicea1 mucinous neoplasmであった.原発性虫垂腫瘍は比較的まれな疾患であり発見された時点で進行している症例が多く予後不良な経過をとることも多い.今回われわれは原発性虫垂腫瘍の3例を経験したので。若干の文献的考察を加えて報告する.
索引用語