セッション情報 | 一般演題(ポスター)ディスプレイ3胃癌 |
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タイトル | P-181 当院において死亡までを追跡しえた進行胃癌患者の検討 |
演者 | 中田悠紀(大阪厚生年金病院内科) |
共同演者 | 塩出悠登(大阪厚生年金病院内科), 村井一裕(大阪厚生年金病院内科), 甲斐優吾(大阪厚生年金病院内科), 城尚志(大阪厚生年金病院内科), 松村有記(大阪厚生年金病院内科), 武田梨里(大阪厚生年金病院内科), 森田理恵(大阪厚生年金病院内科), 北久晃(大阪厚生年金病院内科), 貫野知代(大阪厚生年金病院内科), 西塔民子(大阪厚生年金病院内科), 千葉三保(大阪厚生年金病院内科), 前田晃作(大阪厚生年金病院内科), 内藤雅文(大阪厚生年金病院内科), 道田智樹(大阪厚生年金病院内科), 伊藤敏文(大阪厚生年金病院内科) |
抄録 | 【目的】現在切除不能進行胃がんに対してはSPIRITS St験をもとに本邦においてはS-1CDDP(SP)併用療法が標準治療の一つとされており一次治療として使用されることが多い.しかし2次治療以降の薬剤選択など未だ胃癌全体の.治療体系が確立されていないのが現状である.今回我々は当院において死亡までを追跡しえた進行胃癌症例から治療の現状及び治療効果につき検討を行った.【方法】2006年9月より2011年9月30日まで当院において診断から死亡までを追跡しえた胃癌患者26例(化学療法施行例16例best supportive care(BSC)10例)についてretrospectiveに検討した.【結果1胃癌患者のうち化学療法を行った患者の生存期間中央値(MST)はll.3カ月でありBSCを行った患者のlJカ月に対し全生存期間(OS)の有意な延長(pくO.05)を認めた.また化学療法施行例のうち一次治療としてS-1+CDDP併用療法もしくはS-1単蹄投与を行った群(9例)とパクリタキセルを行った群(3例)ではOSに差を認めなかった(MST:12AM vs. 10.2M p =O83).さらに外科手術で非治癒切除となり化学療法を行った群(4例)と手術を施行せずに化学療法のみを行った群とではOSに差を認めなかった(MST:118M vs 11.1M).しかし外科手術のうちで胃全摘術を行った症例(3例)のみではOSが短い傾向を認めた(vs 9.OM p=O.11).【結論1一次治療としてS-1+CDDP(もしくはS-1調剤)はパクリタキセルと差を認めなかった.また非治癒切除となる胃全摘を行った症例ではOSが短くなる傾向を認めており非治癒切除となる胃全摘術は予後改善に寄与する可能性が低いと考えられた各病院の現状もふまえ外科療法と化学療法の選択は術後療法も含めて今後さらなる検討を加える必要があると考えられた |
索引用語 |