セッション情報 | 一般演題(ポスター)ディスプレイ3大腸 |
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タイトル | P-184 当科におけるClostridium difficile関連下痢症の検討 |
演者 | 石雄介(埼玉医科大学総合診療内科) |
共同演者 | 大庫秀樹(埼玉医科大学総合診療内科), 今枝博之(埼玉医科大学総合診療内科), 小林威仁(埼玉医科大学総合診療内科), 草野武(埼玉医科大学総合診療内科), 菅野龍(埼玉医科大学総合診療内科), 山岡稔(埼玉医科大学総合診療内科), 高木英爾(埼玉医科大学総合診療内科), 中村玲(埼玉医科大学総合診療内科), 根田保(埼玉医科大学総合診療内科), 木下俊介(埼玉医科大学総合診療内科), 井上清彰(埼玉医科大学総合診療内科), 児玉圭司(埼玉医科大学総合診療内科), 岡田浩一(埼玉医科大学総合診療内科), 山本啓二(埼玉医科大学総合診療内科), 中元秀友(埼玉医科大学総合診療内科) |
抄録 | 【目的1Clostridium diii[icile(CD)関連下痢症は再発例がしばしば認められ問題となっている.今回当科で経験したCD関連下痢症の患者における初回治療で治癒した単発例と再発した再発例の危険因子について比較検討した.【対象と方法】2010年6月より2011年4月まで当科でCD関連下痢症を認めた13例に対し危険因子である年齢性別基礎疾患入院期間抗菌薬投与から発症までの醜聞血清アルブミン値栄養経路制酸剤投与の有無、抗菌薬投与期間抗菌薬の種類について比較検討した.【成績】年齢は1例を除いて全て65歳以上の高齢者であり平均して82.0歳で男女比は4:9と女性が多かった原疾患は肺炎9例(うち誤嚥性肺炎7例)尿路感染症3例胆嚢炎1例であった.平均入院期間は単発例で68±30日再発例で93±74日であった.抗菌薬を投与してから初回発症までの平均期間は単発例で25±17日再発例で23±13日で差はなかった.発症時の平均血清アルブミン値は単発例で2.4±0.4ガd1再発例で2.5±O.3g/dlといずれも低下していたカミ差はみられなかった。栄養経路は単発例では経口が3例経管が4例再発例で.は経1口が4例経管が1例であった.制酸剤投与は単発例で6例(75%):再発例で4例(80%)と高率に投与されていた.全例で抗菌薬が投与されており平均投与期間は単発例で19±10日再発例で12±9日であった.抗菌薬の種類は単発例ではカルバペネム系が6例(75%)再発例ではニューキノロン系が4例(80%)で多い傾向にあった.1結語】今後高齢者の増加に伴いCD関連下痢症の増加が予想される.今回の検討では再発例において危険因子の影響はみられなかったが栄養状態や抗菌薬の選択制酸剤投与の適応などに注意しながら.CD関連下痢症の予防と再発防止が重要である考えられた. |
索引用語 |