セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ4

肝硬変

タイトル

P-196 秋田県のアルコール性肝硬変及び肝細胞癌の特徴

演者 後藤隆(秋田大学消化器内科)
共同演者 大嶋重敏(秋田大学消化器内科), 大西洋英(秋田大学消化器内科)
抄録 【目的】酒類消費量が全国平均を大きく上回り肝硬変の成因に占めるアルコール性の割合が23.6%と高率である秋田県のアルコール性肝硬変とそれより発症する肝細胞癌(HCC)の特徴について検討した.1方法】当科及び関連病院で診断されたアルコール性肝硬変337例を対象とした.性比t1日飲酒量100%エタノール換算積算飲酒量HCC合併率食道静脈瘤合併率合併症と積算飲酒量合併症とHBc抗体陽性.累積生存率について検討した.【成績】アルコール性肝硬変337例のうち男性297例女性40例であった.1日飲酒量は125g以上の大酒家が80.7%であった.積算飲酒量は平均1.57tであった全体の内訳はlt未満が9%1t以上1.5t未満が36%1.5t以上2t未満が35%2t以上が20%であった.性別による積算飲酒量は男性1.58L女性IAstで性差は認められなかった.HCC合併は23.1%であった.女性では17.5%男性では23.9%でHCC合併率に性差を認めなかった積算飲酒量はHCC合併例で1.66t非合併例では1.46tでHCC合併例で有意に積算飲酒量が多かった.1日飲酒量はHCC合異例で111.7g.非合併例では121.1gで有意差を認めなかったが飲酒期間はHCC合併例で42.6年非合併例では35.7年でHCC合併例で有意に長期間の飲酒を認めた.静脈瘤の合併は520%であった.静脈瘤合併例の積算飲酒量は1.52L非合併例は1.62tで有意差を認めなかった.HBc抗体低力価陽性例と陰性例を比較したがHCC合併静脈瘤合併に有意差を認めなかった.アルコール性肝硬変の5年生存率は7Ll%10年生存率は46.6%でC型肝硬変の累積生存率と有意差はなかった.【結論】、秋田県のアルコール性肝硬変は1日飲酒量125g以上の大酒家が80%以上を占め積算飲酒量1t以上が90%であった. HCC合併例で有意.に積算飲酒量が多く特に飲酒期間が有意に長かったことより適切な飲酒量の啓蒙とアルコール性肝障害と診断されてからの禁酒の重要性が示唆された.
索引用語