セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ1

食道癌

タイトル

P-204 当科におけるstage IV B食道がん治療の検討

演者 河越哲郎(日本医科大学消化器内科)
共同演者 川見典之(日本医科大学消化器内科), 梅澤まり子(日本医科大学消化器内科), 小杉友紀(日本医科大学消化器内科), 名児耶浩幸(日本医科大学消化器内科), 江原彰仁(日本医科大学消化器内科), 植木信江(日本医科大学消化器内科), 小林剛(日本医科大学消化器内科), 楠正典(日本医科大学消化器内科), 二神生爾(日本医科大学消化器内科), 三宅一昌(日本医科大学消化器内科), 岩切勝彦(日本医科大学消化器内科), 坂本長逸(日本医科大学消化器内科)
抄録 【目的】遠隔転移を有するstageIVB食道がんに対して一般的に化学療法単独治療が標準とされるがその生存期間延長効果は明らかでない.そこで今回我々はstagelVB食道がん.に対して化学療法を含む集学的治療を行いその治療成績を検討した.【方法】2008年1月から2011年4月に当科で治療を行った連続する18名の治療歴のないstagelVB食道がん症例を対象とし背景治療成績(生存期間有害事象症状軽減効果)治療に関連した問題点に対して後ろ向きに検討した.【成績】治療背景=年齢中央値70歳男女比14=4PSO:1:2:3:4= 10:6:1:1:0組織型SCC:adeno = 16:2転移部:肺55.5%肝22.2%骨16.6%遠隔LN16.6%抗腫瘍治療内訳:化学療法88.8%放射線治療50%賜ろう気管切開など特殊支持治療:38.896治療成績:生存期間中央値11.3M症状軽減効果(改善55.5%不変38.8%増悪5。5%)抗腫瘍治療に伴う有害事象(grade3~5):好中球減少22.2%血小板減少16.6%Cre上昇55%嘔吐5.5%口内炎5596退院不可能な症例:16:6%【結論】stagelVB食道がんに対する化学療法を中心とした集学的治療は有害事象に注意して行えば生存期間延長症状軽減効果を期待できる可能性が示唆されたが退院不能症例もみられ今後の課題である.
索引用語