セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ1

Barrett食道癌

タイトル

P-207 当院におけるBarrett食道癌について

演者 水口綾(大津赤十字病院消化器科)
共同演者 曽我部裕子(大津赤十字病院消化器科), 財間千景(大津赤十字病院消化器科), 稗田信弘(大津赤十字病院消化器科), 西田吉宏(大津赤十字病院消化器科), 松永康寛(大津赤十字病院消化器科), 垣内伸之(大津赤十字病院消化器科), 安村聡樹(大津赤十字病院消化器科), 栗山勝利(大津赤十字病院消化器科), 日高健太郎(大津赤十字病院消化器科), 本庶元(大津赤十字病院消化器科), 長谷川和範(大津赤十字病院消化器科), 近藤雅彦(大津赤十字病院消化器科), 西川浩史(大津赤十字病院消化器科), 三宅直樹(大津赤十字病院消化器科), 河南智晴(大津赤十字病院消化器科)
抄録 【目的】当院でBarrett食道癌と診断した症例の治療の実態治療後の経過観察の現状について検討した.【方法】2006年1月から2011年10月までに当院でBarrett食道癌と診断した6例を対象とした.【結果】Barrett食道癌は6例で年齢は50歳から74歳男性6例女性0例であった.当院での食道癌総症例に占めるBarrett食道癌の割合は2006年1/10例(10%)2007年0/15例(0%)2008年1/20例(5%)2009年0/22例(0%)2010年2/33例(6%)2011年2/17例(11%)であった.治療については2009年までは2/2例(100%)で手術が行われ1/2例で術後再発を認めた.2010年は1/2例でESD施行後追加治療として手術が行われ1/2例で手術が行われた.2011年は2/2例でESDが行われ1/2例では追加治療として手術が行われたなお同期間中に当院で上部内視鏡検査を施行されたうちB肛rett食道(SSBELSBE)と診断された例は2007年109/4585例(2.3%)2008年349/7677例(4.5%)2009年435/7647例(5.6%)20ユ0年598/7550例(7.9%)2011年513/6452例(7.9%)と増加傾向にある.【結論1当院での過去5年間にBarrett食道と診断された例は増加傾向を認めたがBarrett食道癌は明らかな増加傾向は認められなかった.治療については手術からESDへ移行してきており早期発見例の増加が示唆される.本邦でも今後欧米同tWBarrett食道の増加に伴ってBarrett食道癌が増加していくか否かは重要と思われる.当院のBarrett食道癌の特徴につき更なる検討を加えて発表する。
索引用語