セッション情報 | 一般演題(ポスター)ディスプレイ1Barrett食道癌 |
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タイトル | P-209 当院で経験したBarrett食道癌10病変の検討 |
演者 | 佐々木綾香(西神戸医療センター消化器科) |
共同演者 | 荒木理(西神戸医療センター消化器科), 村上坤太郎(西神戸医療センター消化器科), 津田朋広(西神戸医療センター消化器科), 後藤規弘(西神戸医療センター消化器科), 松森友昭(西神戸医療センター消化器科), 安達神奈(西神戸医療センター消化器科), 島田友香里(西神戸医療センター消化器科), 林幹人(西神戸医療センター消化器科), 井谷智尚(西神戸医療センター消化器科), 三村純(西神戸医療センター消化器科) |
抄録 | 【目的】本邦でも食生活の欧米化などによりBarrett食道癌の増加が懸念されている.当院におけるBarrett食:道癌の内視鏡所見や治療後の経過を検討した.【方法】2003年7月から2011年10月までに当院で治療を行ったBarrett食道癌9症例10病変を対象とした.【結果】男性8例女性1例年齢中央値66.5歳(49歳~82歳)JShort-segment Bar-rett食道(SSBE)を5例Long-segment Barrett食:道(LSBE)を4例で伴っていた.肉眼型は}Uaが2病変GUa+llcが2病変〔}一1[c+r【aが1病変〔ト皿)+naが1病変1型3病変t 2型1病変であった.病変の局在部位は前壁が4病変右壁が4病変後壁が2病変であった.手術を8例ESDを1例.に施行した.組織型は高分化型腺癌が5病変中分化型腺癌が3病変粘液癌が2病変であった.壁深達度はTla-DMMが1病変Tlb-SM3が6病変T3が2病変T4が1病変であった.転帰は無再発経過観察中が3例(術後3ヶ月11ヶ月.16ヶ月)原病死が3例(術後54カ月27ヶ月27ヶ月)転院され不明が2例他病死が1例(術後16ヶ月)であった.原病死した3例はpStage皿が2例pStage】yが1例であった.2例では術後化学療法を施行したがいずれも奏効しなかった【考察と結論】Bar-rett食道癌はSSBEからの発生が多く右壁~前壁に多い傾向があるとの報告が多い自験例ではLSBEからの発生も4例で認めた.局在部位は右~前壁に多かった.壁深達度が浅い症例では比較的予後良好であったためBarrett食道癌の臨床的特徴を認識し早期発見が重要であると考えられた. |
索引用語 |